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2022年1月4日(火)

比例5予定候補座談会

さあ参院選勝利へ

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(写真)国会議事堂を背に、(左から)大門みきし、いわぶち友、田村智子、にひそうへい、たけだ良介の各参院比例予定候補

 今年は参院選の年です。日本共産党は昨年の総選挙の教訓を踏まえ、市民と野党の共闘をさらに発展させ、参院選で政権交代への足掛かりをつくるとともに、比例代表で「650万票・10%以上」を獲得し、比例5議席の絶対確保という二大目標に挑戦します。その先頭に立つ、いわぶち友(現)、田村智子(現)、たけだ良介(現)、大門みきし(現)、にひそうへい(前)の比例代表5予定候補が、選挙の抱負などについて大いに語りあいました。


 5予定候補全員 あけましておめでとうございます。

 田村智子 参議院選挙の年が始まりましたね。第4回中央委員会総会(4中総)で、私たち5人が比例予定候補として担当地域とともに発表されてから1カ月がたちましたが、地域を回ったり、党支部・後援会、サポーターのみなさんと行動しての手応えはどうですか。

 いわぶち友 私の担当地域は北海道・東北から北関東へと広がったこともあり、12月はまず北関東をずっと回ってきました。「参院選で絶対勝ちたい」「北関東は埼玉選挙区に梅村さえこさんもいる。一緒に国会へ送りたい」と、みなさんからの歓迎がすごいんです。

 昨年末、東北・北海道でオスプレイも参加する大規模な日米共同訓練が強行されました。その直前に青森県ではF16戦闘機がタンクを民家近くに投棄する重大事故があり、怒りが広がりました。北関東でもオスプレイがどこでも飛ぶ。オスプレイの飛行監視情報が日々寄せられます。その最中の臨時国会はどうだったか。7700億円もの軍事費が計上された補正予算が審議され、岸田首相、与党から9条改憲を狙う発言が続きました。「憲法を守りたい」「来年の参院選は正念場だ」と。私自身、国民的な運動と一体になって活動している印象がすごくあるんです。

参院選 市民と野党の共闘さらに発展を

比例650万票・10%以上獲得に挑戦

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希望示す党大きく

田村智子さん

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憲法を守る出番や

にひそうへいさん

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全員勝利 現場に力

たけだ良介さん

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新自由主義転換を

大門みきしさん

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被災地の声もっと

いわぶち友さん

 大門みきし 実は私、総選挙で党後退の残念な結果があったから、「つどい」や街頭演説などで励まそうと思っていたんです。でも、4中総決定を議論し、行動に踏み出すなかで、みなさん元気なんですよ。新しい選挙区予定候補の方も発表された。「よし、今度は参院選だ」って気持ちを切り替えている。逆にこちらが励まされています。

 にひそうへい “総選挙の悔しさは参院選で晴らす”ですね。私の担当地域は西日本17県。“1日1日を頑張る”というより“1時間1時間が勝負”で行動しています。広く、自公政治がしぶとい分だけ、暮らし・営業・平和の問題など要求が渦巻いているんですよね。

 いわぶちさんが言ったように、岸田政権は9条改憲、「敵基地攻撃能力の保有」、大軍拡など新たな危険が現れ始めた。街頭演説でも「そんな道は絶対許しちゃいけん」「にひさん、憲法を守るあんたの出番や」と怒りと激励の声が聞かれます。日々、地に足を着けて仲間を増やし、その仲間と一緒に立ちあがって、市民と野党の共同を広げていく決意です。

 たけだ良介 総選挙の結果は、本当に残念でなりません。それだけに今度の参院選で東海・北陸信越で比例票を伸ばして、私を含め5人全員の勝利を何としても果たしたい。

 みなさん、今度の参院選で「改憲勢力の3分の2獲得を許さない」との思いが強いだけに、国民主権、反戦平和を訴え続けた日本共産党の100年の歴史を街頭演説や「つどい」で語ると熱い拍手が起こります。やはり選挙に勝つためには、日本共産党の綱領、理念、歴史を理解してもらう「積極的支持」の方をどう増やすかが大事だと思うんです。

 現場にはその力がたくさんあります。昨年末、長野県千曲市で党女性後援会の人たちが他の女性団体にも呼びかけて実行委員会をつくり、私を招いて「女性意見交流会」を開きました。憲法、気候危機、住民生活の問題など語り合いました。また、2019年10月の台風19号の浸水被害を受けて、住民の納得できない遊水地をつくる計画が持ち上がったんですが、地域支部の人たちが国土交通省を呼んで現地説明をさせる運動もおきています。日本共産党を丸ごと理解してもらう。要求で選挙をたたかう。そうした党支部・後援会の人たちの努力に学んでいきたいです。

悔しさバネに

 田村 総選挙の悔しさをバネに、「必ず前進するぞ」という立ち上がりがすでに始まっていますよね。

 私は総選挙直後、いくつかのテレビ討論に呼ばれる機会がありました。いまメディアの野党共闘攻撃は激しいんですけど、そのテレビ関係者から「番組では言えないけれど、たった1回の選挙で野党共闘や政権交代への挑戦が終わりなんてもったいないですよ」と声をかけられました。「総選挙で切り開いてきたことのうえに今後どうするのか」が問われているなと感じます。

 それと、昨年12月に民青全国大会で党代表のあいさつをしたのですが、民青のみなさんの発言がとても元気で励まされました。同盟員を前大会より増やして現勢を回復させました(全員「本当にすごい」)。高い学費、バイトがなければ途端に学生生活が破綻、非正規は休業手当もない―こうした実態が新自由主義によってもたらされていると実感しているから、政治を変えよう、政権交代が必要だと、全然へこたれていない。

 にひ 元気ですよね。ある県でこんな話を聞きました。同盟員が、なかなか加盟呼びかけ文を読めなかったというんですね。科学的社会主義や中国問題にきちんと答えられるか不安があって。でも、班会で学習を積み重ね、食料支援活動でナマの青年・学生の声を聞く中で確信がわき、読めるようになった。そしたら仲間が加盟してくれたというんです。やっぱり「未来は青年のもの」です。僕が民青同盟に入ったのは40年も前だけど、初心にかえって頑張りたい。

攻撃打ち破る

 大門 元気をもらっている以上、こちらはもっと元気にならないとね(笑い)。その点で思うのは野党共闘攻撃、反共攻撃を攻勢的に打ち破ることだと思う。

 「野党は批判ばかり」というけど、とんでもない。私たち野党が提案し実現させた1人10万円の特別給付金や持続化給付金、家賃支援給付金などは、政府のコロナ対策の問題を浮き彫りにし打開の道をさぐる中で生み出されたものなんです。名称は違うけど、2008年のリーマン・ショックの時には地方創生臨時交付金みたいな制度がつくられた。ところが、そのことを霞が関の若手官僚は知らない。私たちが「難しい制度ではない。いっぺんやった経験もあるではないか」と提案したら感謝されましたよ。そんな現場の声からつくられた制度を安倍・菅・岸田政治は「切り捨てばかり」している。

具体的に提案

 田村 阪神・淡路大震災、東日本大震災、そしてコロナ危機、今の制度で限界があるなら限界を超えようと、新しい支援制度を具体的に提案して、市民のみなさんとともに粘り強く実現へと努力を重ねてきましたよね。

 大門 もう一つの反共攻撃では「社会主義だからダメ」と言って、新自由主義の政策を受け入れさせる。そもそも新自由主義の「自由」は人間の自由ではない。なんの規制もない、弱肉強食の野放しの資本主義のもとで企業がもうけを最大化する自由ですよ。

 歴史的にその自由主義と対決してきたのが社会主義の思想です。とくに、新自由主義先進国のアメリカでは、貧富の格差が社会問題化し、若者たちは新自由主義と対抗する思想を求めて社会主義を学ぶサークルに参加していった。やがてそれは「民主的社会主義者」を自称する民主党のサンダース議員を大統領にという「サンダース現象」を生みました。その社会主義的な潮流はバイデン大統領の誕生にも大きく貢献し、バイデン政権が大株主や大企業に課税を強化し、その財源で国民生活を充実するという新自由主義からの転換政策につながってきたんです。「社会主義で何が悪いんだ?」と堂々と言いたい。

国会論戦で力発揮

 田村 今度の通常国会は、7月の参院選に直結する論戦の舞台になります。昨年の総選挙で掲げた「四つのチェンジ」―新自由主義の転換、気候危機打開、ジェンダー平等、憲法9条を生かした平和外交は、これまでの国会論戦をいかしているし、これからの論戦の土台にもなると確信しています。5人それぞれの国会質問についてはどうでしょうか。

 いわぶち 臨時国会の最終日(昨年12月21日)の参院本会議で私は岸田首相に、国交省の統計データや森友公文書の改ざんをめぐる疑惑、東日本大震災と東京電力福島第1原発事故の被害などについて質問しました。実はこの日、東電は福島第1原発事故で発生するALPS(アルプス=多核種除去設備)で処理した汚染水の海洋放出計画を原子力規制委員会に提出したんです。質問で「『関係者の理解なしにはいかなる処分も行わない』という福島県漁連との約束をほごにするのか」「放出しないことが一番の風評対策」と計画撤回を迫ると、なんと首相は「汚染水ではなく処理水だ」と。これまで賠償の拒否、値切り、打ち切りを進めてきた東電がいくら「風評対策をやる」といってもだれが信用するでしょう。国は東電を監督する立場にあるのに、対応の不十分さを認めながら後押ししている。そんな姿勢を変えなければなりません。

 大門 いわぶちさんの声(質問)は議場に染み渡るものだった。この6年間、福島の思い、東北、北海道の思いを絶えず国会に届けてきたよね。

質問70回以上

 いわぶち 国会に送っていただいてからの6年間、あらゆる機会をとらえて東日本大震災復興支援と、福島原発事故の賠償を打ち切り、原発再稼働を進める政府の姿勢をただし、エネルギー政策の転換を求めてきました。数えたらそれだけで70回以上質問していました。年末、党国会議員団福島チームで帰還困難区域である福島県浪江町津島地区と富岡町を訪れました。国が除染地域を絞る方針をとるなか、町長さんや住民の方たちから「全面除染の早期実現を」「避難者への医療・介護保険料の免除措置の継続を」という要望が次々出されました。被災地の声をさらにとりあげ、政府を動かしたいと思います。

 たけだ 私の初質問は、環境破壊と必要性が問われるリニア新幹線工事問題でした。毎国会「中止を」と迫ってきましたが、そのリニアをめぐって昨年10、11月、岐阜、長野両県でトンネル工事事故がおきました。ところがJR東海は原因究明もないまま2027年開業ありきで突き進む。そもそもコロナ後の社会で、環境を破壊し安全かもわからない超高速移動が必要なんでしょうか。

 忘れられないのは19年の台風19号被害の対策を求めた一連の質問です。全国で河川の氾濫、堤防決壊がおき、甚大な住宅被害、農業被害をもたらしました。私の地元・長野でも党員や地方議員のみなさんが連絡を取り合いながら、懸命の救援・救助活動にあたりました。私も現地調査で出された課題・要望を質問でとりあげ、国河川で初めて洪水にも決壊しにくい「被覆型堤防」をつくらせることができました。あらためて学んだのは、災害対応は常に被災者中心で考え、現行制度で対応できないのであれば新しい制度をどんどんつくっていくということです。

 にひ 18年の西日本豪雨災害直後に開かれた参院災害対策特別委員会の閉会中審査で私の質問に当時の国交副大臣が“自宅敷地内に入り込んだ土砂は全額国費で撤去できる”と答弁し、その議事録が徹底して活用されました。財政上できないと思っていた役場職員の方たちも「副大臣がそんな答弁をしているんですか!」と大喜びだったそうです。地方議員団と国会議員団が一丸となって、命・暮らし守るために頑張る。西日本豪雨災害の取り組みで「チーム共産党」という言葉が生まれました。「チーム共産党」の砦(とりで)になる国会議席が絶対に必要です。

 田村 昨年の臨時国会で、首相の所信表明に対する代表質問に初めて立ちました。コロナ対策や「新しい資本主義」の問題、気候危機打開、女性への性暴力根絶、岸田首相の政治姿勢、大軍拡問題など、20分間の持ち時間をフルに使って正面から政府を追及し提案も示せたと思っています。通常国会でもさらに深めていくつもりです。

 女性が置かれている「構造的な問題」は、私の重視しているテーマです。非正規雇用の多くが女性。看護師、介護士、保育士など女性が多い職業は正社員でも低賃金。家族的責任は女性が担って当然。こうした当たり前として受け入れさせられてきた「構造」が、コロナ危機で深刻な問題として噴き出した。昨年3月の予算委員会で、構造的な問題として質問しましたが、これは新たな挑戦でした。個別企業の残業代不払いやリストラなどは、何度も追及してきたのだけど、新自由主義がもたらした日本の構造的な問題にメスを入れる時代になったのだと思うんです。新自由主義から抜け出すとはどういうことなのか、という論戦にもっともっと挑戦していかないといけない。

与党の「天敵」

 大門 国会にきて21年になります。自分で言うのもなんですけど、「強いものが勝てばいい」「弱肉強食」「なんでも自己責任」という新自由主義と一貫して正面からたたかってきた自負があります。

 最初は2001年に小泉純一郎首相と竹中平蔵経済財政担当相が推進した「構造改革」のとき。竹中さんとは国会で54回論戦をしましたが、周りからは「天敵」とまで言われました。「アベノミクス」の問題では、安倍晋三元首相、麻生太郎前財務相、日銀の黒田東彦総裁と繰り返し論戦して、「アベノミクス」の危険性を余すことなく追及してきたと思っています。

 この20年余を振り返って思うのは、新自由主義とは大企業、株主だけもうけさせて、庶民の暮らしを痛めつけ格差と貧困を広げる経済政策をおしすすめたということです。

 田村 大門さんが質問してきたことがいま脚光を浴びている。所得が1億円を超えると税負担率が下がるという「1億円の壁」の問題とか。

 大門 国会質問やテレビ討論でも所得1億円のところで山カーブがぐっと下がるグラフのパネルが使われている。細かいことを言うつもりはありませんが、著作権は私にあります(笑い)。というのも、この問題を私が最初に国会で取り上げたのは、2007年の参院予算委員会でした。所得が1億円を超えるという人たちはサラリーマンではない、株の取引で大もうけをしている大株主です。その株取引の税金が「分離課税」といって税率はわずか10%で済ませている。だから税負担がどんどん減っている。当時から日本共産党議員団は、この問題を繰り返し追及し、税率を10%から20%まで引き上げさせました。しかし世界の標準は30%。またまだ軽い。岸田さんは総裁選のときにこの金融所得課税の見直しを口にはしたけど、すぐに腰砕けになってしまった。結局、新自由主義の経済政策を継続するということです。

頑張れコール

 にひ 大門質問は、財務省も金融関係者もみんな生で見ていますからね。

 私にとって忘れられないのは、「何が秘密か、それは秘密」といわれた秘密保護法。その成立が強行された2013年12月6日深夜の参議院本会議での反対討論ですね。野党として断固反対の討論に立ったのは日本共産党の私だけでした。国会の外に集まった人たちがネット中継の議場の私の反対討論を拡声器で流し、「にひ、頑張れ!」とコールしてくれたというのは後から知りました。残念ながら当時の民主党は、討論に入るとき議場から退席してしまった。いま振り返っても、「戦争する国づくり」に暴走し始めた安倍政権に対する確固とした立場が問われた歴史的な場面でした。共産党が堂々と反対討論に立つなかで、民主党参院議員のみなさんも「退席してていいのか」と議場に帰ってきました。

 このように秘密保護法のときは共産党だけだったけど、2015年の安保法制の強行で市民と野党の共闘へと具体的に動きだした。そして16年、17年、19年、21年の4回の衆参の国政選挙で共闘勢力を増やし、政権協力の合意にまで進んだ。こうみると、私たちは相手を一歩一歩追い詰めていると思います。

一日一日が正念場

 田村 参院選公示が予想される6月下旬まであと半年です。まさに一日一日が正念場です。あらためて参院選勝利・躍進に向けた決意はどうでしょうか。

 いわぶち みなさんと一緒に比例予定候補として発表されてから北海道、東北、北関東のさまざまな現場にうかがって、たくさんの要望を聞かせていただいてきました。昨年末の国会議員団福島チームの調査の後、共産党の震災ボランティアセンターと付き合いのあった福島県の川内村の方たちから「今度参議院選挙もあるし、『つどい』を開くのでぜひ来てほしい」と声がかかり参加しました。「自分たちがいくらああしてほしい、こうしてほしいといってもなかなか国に届かない。でもこうして議員に直接伝えられるのはいいなあ」「共産党に怖いイメージがあったけれど、共産党のボランティアセンターでお世話になった。恩返ししたいという思いで応援してきた」など率直な声を聞かせていただきました。こういう「つどい」をいっぱい開いて、日本共産党そのものを知ってもらう活動を強めていきたいと思います。

COP22参加

 たけだ 当選した16年にモロッコで開かれたCOP22(国連気候変動枠組み条約第22回締約国会議)に参加する機会がありました。以来、災害問題と一体不可分で気候危機打開をとらえるようになりました。当時から世界各国は危機感をもって地球温暖化に対応していたのに、日本政府はいまなお原発・石炭火力にしがみつく。横須賀火力の稼働を進める小泉進次郎環境相に質問をしたとき、「所管するのは経済産業省だ」とまともに答えようとしない。「原発マネー」にまみれ、電力会社からお金をもらう勢力には、日本の未来も地球の未来も守れない。頑張ります。

憲法生かす時

 にひ 岸田政権が大軍拡と9条改憲の国会発議に狙いを定めているだけに、弁護士の仲間たちも選挙に燃えています。この前、「おまえは、われわれの身代わりだ」と言われましたよ。(笑い)

 いまほど憲法を守り、憲法を生かすことが求められているときはない。裁判を通じて夫の自死の真実を明らかにしようとした赤木雅子さんの願いを「認諾」でシャットダウンする。辺野古新基地の埋め立て不承認の玉城デニー知事の決断に行政不服審査法を使う。どれも法をねじ曲げたもの。原爆「黒い雨」裁判では被害者と認めたのに、国・厚労省が線引きして突き放そうとしている。その構造を変える必要がある。それが憲法の生きる政治、憲法を大切にする社会です。衆参国会議員団と力を合わせながら、国会を大きく包囲する運動の両輪で、「戦争する国づくり」をとめたい。1000万憲法署名の先頭に立って頑張りたいと思います。

 大門 先の総選挙で私たちは、“政治の大本を変えよう。この新自由主義を大本から変えなければいけない。そのためにも政権交代が必要です”と訴えぬきました。力不足もあって今回政権交代を実現できませんでしたが、国民のみなさんの苦悩を取り除くには、新自由主義を転換させるしかない。政権交代しかないというのは明らかです。だから参院選を足掛かりにして、次の総選挙では今度こそ政権交代を実現しましょう。

 田村 岸田政権には理念がない、公約も選挙直後に裏切る、穏やかそうな顔をして憲法を壊していく政権だという姿が、短期間の国会論戦で明らかになりました。憲法をめぐっても、自民党の改憲4項目を憲法審査会で議論させようという動きが強まっています。私たちが、堂々と正面から対決する姿を示すべき時ですね。平和外交、気候危機打開、ジェンダー平等、経済でも、日本共産党の政策は、現実的で希望が見えるということをもっと打ち出したい。提言を携え、共産党とあまりつながりのなかった人たちのところへもどんどん入って対話・懇談を重ねていきたい。企業にも「新自由主義から抜け出すことが、お宅の企業・業界にとって、産業発展の道なんですよ」って。

 みなさん、本日はありがとうございました。頑張りましょう。

 全員 5人全員勝利、必ず! 頑張りましょう!

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