2022年1月3日(月)
年越し相談村470人 1年前上回る
東京・新宿
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東京都新宿区立大久保公園で開かれた「年越し支援・コロナ被害相談村」は1日、労働や生活、医療の相談、食料支援を求めて260人が訪れました。相談者は12月31日との2日間で470人にのぼり、1年前の3日間344人を大きく上回りました。
旅行業の男性(45)は「コロナに感染し休業中に、辞めたことにされていた」として、レンタカー会社の男性(51)は「利用者激減でシフトを減らされた」と相談しました。
すし職人の男性(65)は「客がこなくて雇い止めになり、所持金が3000円しかない」と相談し、調理師の男性(47)は「6月に解雇になり、ネットカフェに寝泊まりしている」と訴えました。
12月に警備の仕事がなくなった男性(28)は「支援を受けることをためらっていたが、所持金がなくなった」。相談の結果、生活保護申請を決めました。
この日は医療相談が25件と多く、長引くコロナ禍で「健康保険を持っていない」、「所持金がない」など医療を受けられない実態が明らかになりました。
主催は、全労連、連合、全労協に加盟する幅広い労働組合や市民団体でつくる実行委員会。日本共産党の山添拓参院議員(弁護士)が法律相談テントで相談にのりました。