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2021年12月24日(金)

全面除染の実現早く

党国会議員団 富岡町長と懇談

福島

 東京電力福島第1原発事故で被害を受けた地域を調査している日本共産党国会議員団福島チームは23日、富岡町の山本育男町長と懇談しました。高橋千鶴子衆院議員、岩渕友、山添拓両参院議員、熊谷智いわき・双葉地区委員長らが訪れました。山本町長は、来年のゴールデンウイークより少しでも前に帰還困難区域の準備宿泊を実施したいと思うが、放射線量が高いところもあり、厳しいと指摘。まだ手付かずの地域も残されており、「全面除染の早期実現を」と求めました。

 国が避難者の医療・介護保険料免除の廃止・縮小を検討している問題について、町長は「継続してほしい」と強く要望。「自営業者、農家の生業(なりわい)がなくなり、ある程度免除されて助かってきた。避難生活の中で運動不足にもなり、医療費も伸びてくる。町民から『まだ大丈夫でしょうね』と心配する声が聞かれる。町民に寄り添ってほしい」と訴えました。

 高橋氏は「避難指示解除など形の上での『復興』が進んでも、支援がなくなれば、住民は取り残されかねない」と応じました。

 原発問題住民運動全国連絡センター(原住連)の伊東達也・筆頭代表委員が、避難指示解除後も帰還が進んでいない町内の住宅地などを案内しました。


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