2021年12月14日(火)
米軍基地から感染 防止対策の強化を
沖縄県議会 西銘議員が質問
|
日本共産党の西銘純恵沖縄県議は9日、県議会一般質問に立ちました。新型コロナウイルスの新たな変異株「オミクロン株」が世界で拡大していることを取り上げ、日米地位協定で出入国の特例が認められている米軍関係者や、在沖縄米軍基地からの感染拡大を防止する対策について県側に問いました。
大城玲子県保健医療部長は、米軍は変異株と疑われる検体サンプルを米本国に送ってゲノム解析していると説明。県はこれまでの変異株の感染状況などの情報を米軍に求めているものの、提供はないと答えました。
西銘氏は「(沖縄県でもできる)ゲノム解析を米本国でというのは遅い。米軍に(対策を)厳しくやってくれと、知事の名による文書で要求すべきだ」と提案しました。
玉城デニー知事は、新任の在沖米軍トップの四軍調整官との面談日程を調整中で、面談などで「県側との協力を申し入れたい」と答えました。
西銘氏は、米軍那覇軍港(那覇市)が、米軍機オスプレイの離着陸など目的外使用が強行された問題も取り上げました。那覇軍港が同県浦添市の西海岸に移設(新軍港建設)されれば「オスプレイが使用する基地になるのではないか。浦添新軍港に反対すべき」と主張しました。