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2021年12月3日(金)

和歌山大 宮本岳志議員と学長意見交換

大学ファンドの問題点など

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(写真)懇談する宮本氏(左から2人目)=2日、和歌山市

 日本共産党の宮本岳志衆院議員は2日、母校である和歌山市の和歌山大学を訪問し、伊東千尋学長と懇談しました。党和歌山県委員会の下角力委員長も同席しました。

 宮本氏と伊東氏は、国立大学協会の提言「第4期中期目標期間へ向けた国立大学法人の在り方」を踏まえ意見交換し、運営費交付金や大学ファンドなどの問題点について意見が一致しました。

 伊東氏は「次世代の研究者を育成するためにも、若手研究員を増やすことは必要です」とした上で、「若手研究者を増やしたくても、基盤的な予算が少なく、雇えない大学も多い。また、成果指標の中に、若手研究者の比率の項目があり、若手が増えないと運営費交付金が減らされるという悪循環が生まれている」と話しました。

 宮本氏は「若手研究者の雇用問題を解決するために、運営費交付金増額に向けて努力したい」と話しました。

 宮本氏が「運用益で研究や若手研究者を支援するという国が進める大学ファンドについてはどう思われますか」と質問すると、伊東氏は「運用益が数校にしか配分されないような、大学ファンドのあり方はどうかと思います。研究力の解決をしたいなら、地方の大学に力を入れるなど、研究の裾野を広げるようにするべきです」と話しました。

 宮本氏は大学教職員組合の組合員とも懇談し、意見交換しました。


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