2021年11月30日(火)

改憲でなく命守る政治

９条を壊すな！実行委　新署名呼び掛け

東京・新宿

（写真）改憲阻止の新署名への協力を呼びかける参加者＝２９日、東京都新宿区

　「憲法９条を壊すな！実行委員会」街頭宣伝チームは東京・新宿駅前で２９日、自民党などが狙う改憲を許さないと訴える街頭宣伝を行いました。総がかり行動実行委員会などが新しくつくった「憲法改悪を許さない全国署名」を呼びかけ、「私たちが望んでいるのは、改憲ではなく、命とくらしを守る政治です」とアピールしました。

　「軍事費よりもコロナ対策を！」「改憲させない」などのプラカードが並ぶなか、総がかり行動実行委員会共同代表の高田健さんらが参加。改憲阻止とあわせて沖縄・辺野古への米軍新基地建設反対も訴えました。

　司会を務めた菱山南帆子さんは、総選挙で改憲勢力が３分の２を超えたことで、改憲策動が急速に強まる危険性があると強調。憲法を守り生かす運動を強めていこうと呼びかけ、「新しい署名もできました。一人ひとりの声を集めていきましょう」と述べました。

　宣伝を聞いていた埼玉県川口市に住む男性(４６)は「憲法を守るべき権力者が、憲法をないがしろにした政治をし続けていることが許せない」と語りました。コロナ禍で多くの人の生活が大変になっていると述べ、「改憲ではなく、今こそ政治に憲法を生かしてほしい」と話しました。