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2021年11月29日(月)

性暴力被害者支援 1/2補助

内閣府取材で判明

来年度予算要求の力に

 性暴力被害者ワンストップ支援センターの運営費について、国の補助が低く抑えられている問題で、今年度から規定の「2分の1」補助を実施していることが内閣府への取材でわかりました。

 支援センターは各都道府県が設置。経費の一部を国が補助する仕組みです。補助率は運営費が「2分の1」、被害者医療費が「3分の1」です。しかし、18年度から20年度までの3年間は、20超の都府県に対する交付金が不足。補助率が「5分の1」程度の自治体もありました。

 今月公表された内閣府の2021年度上半期「補助金等の交付決定情報」によると、今年7月、47都道府県に約3億8300万円を交付(20年度は46都道府県に約2億4200万円交付)。

 24時間365日の相談・支援にあたっている自治体が多くなっています。東京都が3002万円、福岡県2979万円、神奈川県2724万円、沖縄県2656万円。4都県の20年度の交付は935万~970万円にとどまっていました。

 内閣府男女共同参画局によると、今年度すべての都道府県で交付金不足は解消されたとしています。

 「2分の1」補助の実施は、各都道府県の来年度予算要求の力となっています。


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