2021年11月25日(木)
裁判早期終結・救済を
ミナマタ訴訟原告ら チッソ・国に要請
各党に申し入れ
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すべての水俣病被害者救済を加害企業チッソ株式会社、国、熊本県に求めるノーモア・ミナマタ第2次国賠訴訟原告団と支援者は東京都内で24日、熊本地裁が2023年9月に同訴訟の審理を終結すると示した「審理計画(案)」に異議を出したチッソ、国に対して、同計画を受け入れ、裁判を早期に終結させるように申し入れました。
髙島周平弁護士は、裁判開始からすでに8年が経過して150人以上の原告が亡くなったことを強調。「一刻も早く判決を確定させたい。審理計画に沿って裁判を進めていくべきだ」と、チッソの担当者に訴えました。
森正直原告団長は、涙ながらに「(審理計画に異議を出したことは)許せないし、これでは浮かばれない。被害者の身になって考えるべきだ。私たちは何も悪いことをしていない。最後まで補償を完遂してもらいたい」と訴えました。
同日には、国会で政党各党の国会議員と政党代表にも申し入れました。日本共産党の武田良介参院議員は「みなさんと力を合わせて頑張りたい。本当にもう時間がない。政治解決の一つもできなくてどうする。政治が責任をもって解決すべきことだ」と語りました。