2021年11月25日(木)
消費税減税へ 署名訴え
インボイス中止を
各界連
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消費税廃止各界連絡会は24日、東京・新宿駅前で街頭宣伝し、コロナ危機からの景気回復や暮らし応援のため消費税の5%への減税を訴え、署名を呼びかけました。
全国商工団体連合会の岩瀬晃司副会長は、総選挙では消費税減税を公約した政党の比例票が与党を上回ったと指摘。インボイス(適格請求書)制度の実施で中小業者の危機はさらに深刻化すると述べ「いまこそ消費税減税とインボイス中止の声をあげよう」と訴えました。
全国保険医団体連合会事務局の曽根貴子さんは、コロナ禍のなか、75歳以上の医療費窓口負担を2割化した政府を告発。高齢者の3割が受診を減らそうと考えているという調査も紹介し「消費税は社会保障充実のために使われていません。暮らし応援へ、5%に引き下げましょう」と呼びかけました。
各界連の中山眞事務局長は、自民党の税制調査会長が消費税のさらなる増税に言及したことに触れ「減税へ、世論を広げよう」と力説しました。
日本共産党の大門実紀史参院議員は、富裕層への金融所得課税強化など、選挙中に打ち出した施策を棚上げしている岸田首相を批判。応能負担原則に基づく税制や消費税減税を訴えました。
訴えを聞いた東京都多摩市の男性(42)=翻訳業=は「消費税10%は重く、外食などを控えています。5%に引き下げ、インボイスも中止してほしい」と話し、署名しました。