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2021年11月21日(日)

4病院統合は“乱暴なやり方”

宮城・精神医療センター訪問

高橋議員 院長と懇談

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(写真)院内を案内する角藤院長(右)の説明を聞く高橋議員(その左)と天下みゆき県議=18日、名取市

 村井嘉浩宮城県知事が進める県立がんセンター、精神医療センターと東北労災病院、仙台赤十字病院の「4病院2拠点再編」問題で、日本共産党の高橋千鶴子衆院議員は18日、宮城県名取市にある精神医療センターを党県議団、名取市議団とともに視察しました。

 高橋議員らは、応対した角藤(かくとう)芳久院長らと懇談しました。角藤氏から、精神医療センターの抱える課題をスライドで説明を受けた後、院内を回り、建物の現状を確認しました。

 角藤氏は、精神医療が「病院収容」から「自立・社会参加」へ患者の人権保障の方向に変わった歴史を解説。全室個室の新病院建設計画が行き詰まり、運営に苦労していると述べ、「一刻も早い新病院建設を求めるが、統合や(知事が移転先として示した)富谷市にこだわっているわけではない」と語りました。

 高橋議員は視察後、県医労連の小玉高弘書記長らと懇談。小玉氏は、県の方針が非公開の会議で決められ、労災病院の組合員も新聞で知って驚いたと話しました。

 懇談後、高橋議員は、「それぞれ役割の異なる4病院を2病院に統合するというのは、全国的にも先例のない乱暴なやり方で、住民、職員、患者さんなど当事者が置き去りです。さらに調査し、国会でも取り上げたい」と話しました。


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