2021年11月8日(月)
気候危機打開へ市民行進
時間ない 今すぐ行動
京都
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開催中のCOP26に呼応し、「気温上昇を産業革命前の1・5度未満に抑えるため、石炭火力発電所の全廃、脱原発、再生可能エネルギーを飛躍的に増やすための政治決断と行動を、日本政府に強く求めよう」と7日、京都で行動する市民24人が呼びかけた集会とデモが京都市内で行われ、約80人が参加しました。
参加者らは、京都市役所前(中京区)から円山公園(東山区)までデモ行進し、「再エネ伸ばして環境守れ」「時間がないぞ」と唱和しアピールしました。
京都市役所前の集会では市民が次々スピーチ。会社員(23)は「福岡で豪雨災害を経験し、少し運が悪ければ命を落としていた。気候危機は直面している危機。今すぐ行動しないと取り返しがつかない」。兵庫県から駆け付けた学生(20)は「今の政権には期待できない。市民がモノを言い、野党の尻をたたかないといけない」と訴えました。
呼びかけ人で京都循環経済研究所の原強代表は「COP26での日本や首脳国の発言は厳しいが、『1・5度未満』が国際的議論のベースになっていることは前進だ。希望をもって、京都の市民の思いを伝えていこう」と呼びかけました。