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2021年11月6日(土)

COP26inグラスゴー

世界の流れ 脱石炭

投資するなら再エネに

日本と海外の環境NGO 日本政府に抗議

写真

(写真)会場(後方)の対岸でピカチュウにふんした地元の活動家らと石炭融資の中止を求める(右から)深草さん、酒井さん、ゴファルさん=4日、グラスゴー(小梶花恵撮影)

 【グラスゴー=小梶花恵】COP26でエネルギーデーの4日、日本政府に脱石炭を求める日本と海外の環境NGOは会場外で、石炭火力の海外投資を止めない日本政府に「ノー・コール(石炭)・ジャパン」と抗議しました。

 日本政府は石炭火力の海外融資中止を決定した後も、前からあったインドネシアとバングラデシュの石炭火力発電所計画支援を中止していません。国際環境NGO FoEインドネシアのアブドゥル・ゴファルさんは岸田文雄首相の演説に触れ、「途上国の脱石炭を支援すると約束したのだから、融資を中止してほしい。建設予定地の住民は建設を求めていない。支援するのであれば再生可能エネルギーの建設にしてほしい」と話しました。

 FoEジャパンの深草亜悠美さんは岸田首相がアンモニア・水素で石炭火力を温室効果ガス排出ゼロの火力に転換すると演説したことについて、「化石燃料からつくられるアンモニアや水素は解決策ではない」と指摘しました。

 フライデーズ・フォー・フューチャー(未来のための金曜日)ジャパンの酒井功雄さん(20)は「石炭火力は私たちの未来だけでなく途上国の人たちの生活を奪っている。市民の声を聞かず外圧で動く政府を市民の力で変えなければならない」と訴えました。


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