2021年10月27日(水)
核禁条約批准の政府へ
政権交代に期待広がる
日本原水協が署名宣伝行動
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原水爆禁止日本協議会と被爆者は26日、東京・御茶ノ水駅前で核兵器禁止条約に署名・批准する政府へ、政権交代を呼びかける宣伝と署名行動を行いました。行きかう若者らが選挙を話題にする光景もありました。
東京在住の被爆者・石飛公也さん(80)は、被爆体験を語り「差別や病気の不安がつきまとうのが核兵器だ」と、署名を呼びかけました。
日本原水協の安井正和事務局長や日本平和委員会の千坂純事務局長らは、「広島出身の岸田首相はいまだに禁止条約に背を向けている。自公政権では誰が首相になっても禁止条約参加は実現しない。禁止条約に参加する政府に向けて政権交代を実現しましょう。選挙に行きましょう」と呼びかけました。
署名に応じた東京・杉並区の男性(27)は、「禁止条約が発効したのに日本政府が署名も批准もしていない。広島、長崎、ビキニ、福島の原発事故と核の被害の国だからこそ条約に参加するべきだと思う。選挙で核兵器や原発政策に関しても政権交代してほしい」と語りました。
東京・三鷹市の女性は、「コロナで多くの人の命が奪われました。人権問題が表面化し、わかりやすくなったと思います。何をやっても許されると政権は思っています。怖いと思うのは改憲です。政権交代をしないとだめだといろんな人に語っています」と語りました。