2021年9月30日(木)
野党の存在感 結束し示す
テレビ東京系番組 小池氏が強調
日本共産党の小池晃書記局長は29日のテレビ東京系報道番組「池上彰の選挙ライブ」に出演し、総選挙に向けた野党共闘について「野党が結束して自民党に立ち向かっている姿を見せることが何より大事だ」と強調しました。
小池氏は、池上氏から総選挙で何を一番に訴えるのかと問われ、コロナ対策、新自由主義の転換、気候危機の打開、ジェンダー平等、憲法を生かした平和外交の実現を訴えていくと表明。この中で、「コロナ対策は最大の争点だ」と強調するとともに、「医療や介護を切り捨ててきた新自由主義を終わらせ、本当に一人ひとりの命と暮らしを大事にする政治をつくっていくことを訴えたい」と語りました。
総選挙における野党共闘について問われ、「できるだけ野党が一つにまとまってたたかうことが大事だ」と強調。同時に、「総選挙は、比例代表と小選挙区の並立制という選挙制度であり、共産党の議席の多くは比例によるものだ」と指摘し、「比例での得票ということも考慮にいれて、全部を一本化するのではなく、選挙区の状況に応じて調整することになる」と述べました。
池上氏が、「視聴者から野党の存在感が薄いとの指摘がある」と述べたのに対し、小池氏は「野党は、大きな方向性は一致している」と強調。「野党が結束している姿、さまざまな違いがあっても一つに力を合わせて新しい政治を実現するために頑張っている姿を国民のみなさんに見せることが野党の存在感を示すことになる」と指摘しました。その上で、番組に出演した国民民主党の玉木雄一郎代表に、「ぜひ一緒にやっていこうじゃないですか」と呼びかけました。