2021年9月29日(水)
政府、全面解除決定
対象地域ゼロは半年ぶり
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政府は28日、新型コロナウイルス感染症対策本部(本部長・菅義偉首相)の会合で、緊急事態宣言とまん延防止等重点措置を期限満了の30日をもって全面解除すると決定しました。同宣言・措置の対象がゼロになるのは4月4日以来約半年ぶり。期限満了までの今年の273日間のうち同宣言・措置の適用期間は約9割の245日を占めます。
政府は今後1カ月程度、段階的に制限を緩和していく方針。感染対策基準を満たす認証店は午後9時まで、それ以外は午後8時まで酒類の提供を認めますが、具体的対応は都道府県知事の判断に責任を押しつけています。
菅首相は28日の国会答弁で「感染対策と日常生活の回復の両立に取り組む」と述べましたが、医療や検査の体制拡充、十分な補償などの抜本的対策は語りませんでした。