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2021年9月24日(金)

命・健康・人権守る政治に

第34回日本高齢者大会開く

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(写真)大会旗が長野から来年の開催地の京都に手渡された日本高齢者大会=23日、長野市

 コロナ禍で1年延期された第34回日本高齢者大会(主催・中央実行委員会)が23日、オンラインを交えて長野市内で開かれ、全国で3000人以上が視聴・参加しました。「高齢者のいのち・健康・人権守る政治への転換めざし、衆院選・市民と野党共闘の勝利で75歳以上医療費窓口2倍化中止を実現させよう」との大会アピールを採択しました。

 全体会で基調報告した武市和彦事務局長は、2倍化中止のたたかいについて、当面対象にされる370万人の高齢者すべてに働きかける署名運動を提案。現役世代には、コロナ禍で起きている「医療崩壊」を例に、「医療は社会全体の共通資本であり必要に応じて誰もが享受できるようにすべきで、医療費窓口負担ゼロが世界水準だと訴えよう」と強調しました。

 政治学者の中野晃一氏が記念講演し、4氏による自民党総裁選を「各候補のボスである安倍・菅・麻生・二階の各氏の勢力争いだ。新しい政治は生まれない」と批判。

 市民連合と野党4党が合意した野党共通政策を踏まえ、9条をはじめ憲法が掲げるものを中心に個人の尊厳を擁護し育むための政治をめざすべきだと強調しました。政権の土俵に乗った「対案」ではなく、9条改憲反対や選択的夫婦別姓実現など「対立争点」を鮮明にし、社会を前にすすめる政策を発信する重要性を語りました。

 来年11月に大会が行われる京都に、大会旗を引き継ぎました。

 来賓として、立憲民主党の篠原孝、下条みつ両衆院議員があいさつし、日本共産党の藤野やすふみ衆院議員がビデオメッセージを寄せました。


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