2021年9月23日(木)
野党共通政策を評価
デニー知事 瀬長氏に答弁
沖縄県議会
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日本共産党の瀬長美佐雄沖縄県議は22日、県議会の代表質問に立ちました。瀬長県議は、県民多数が反対する同県名護市辺野古の米軍新基地建設の中止などが盛り込まれた、国政野党4党と市民連合が合意した総選挙での共通政策を示し、玉城デニー知事に見解を問いました。
デニー知事は、共通政策には▽科学的知見に基づく新型コロナウイルス対策の強化▽地球環境を守るエネルギー転換と地域分散型経済システムへの移行▽ジェンダー視点に基づいた自由で公平な社会の実現▽格差と貧困の是正―なども盛り込まれていることに言及。「(共通政策の中身は)われわれとしても意を強くするところ」だと答えました。
瀬長県議は、米軍基地由来の、有害で残留性の高い有機フッ素化合物PFOS(ピーホス)等の環境汚染問題を取り上げ、国の責任で県民への健康調査など「しっかりとした対応を求めるべきだ」と強調しました。
大城玲子県保健医療部長は「国の責任で適切に対処する必要がある」と答え、健康調査などの対応策を、県と基地所在市町村でつくる県軍用地転用促進・基地問題協議会(軍転協)を通じて「国に要請をしている」と述べました。