2021年9月21日(火)
自民改憲4項目 そろって「推進」
総裁選4候補表明
自民党総裁選(29日投開票)に立候補している河野太郎規制改革担当相、岸田文雄前政調会長、高市早苗前総務相、野田聖子幹事長代行は20日、自民党青年局・女性局主催の公開討論会で、憲法9条への自衛隊明記を含む「自民党改憲4項目」の実現に取り組む考えをそろって表明しました。
自民党改憲4項目の中身は、「自衛隊の明記」「緊急事態条項創設」「合区解消」「教育の充実」。安倍晋三前首相による期限を区切った改憲宣言(2017年)を受け、同党がたたき台素案として18年にまとめたものです。
河野氏は、改憲4項目について、「国会でしっかりと議論して、合意に至るよねというところから順番に国民投票にかけていくことになるだろう」と主張しました。
岸田氏は、「四つのたたき台素案はどれも現代的な課題であり、改正をしっかりと実現しなければならないと強く思う」と強調しました。
高市氏は、「とくに、私たちの命を守る緊急事態条項を私は重視している」と強調。「ほかにも時代にあった憲法にしていくための取り組みを進める。(憲法)審査会の回数を増やさなければいけない」と述べました。
野田氏は、国民投票法改定が成立したと述べ、「これから、4項目について国民的な議論を始めていくことになる」と語りました。