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2021年9月18日(土)

米価大幅下落 「米作って飯食えねえ」

福島・郡山 いわぶち氏、農家訪問

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(写真)稲作農家から実情を聞く(左から)いわぶち議員と、たいら予定候補ら=17日、福島県郡山市

 「これだけ下がるのは想定外だ。生計が成り立たない。来年は、借りていた田んぼを返すしかないか」。日本共産党の、いわぶち友参院議員が2021年産米の概算金の大幅下落を調査するため福島県郡山市を訪れた17日、水田5ヘクタールを耕作する男性(67)はうめくように話しました。

 郡山市東部の阿武隈高地にある中山間地です。農家の高齢化と後継者不足から耕作放棄地が広がる中、男性は放棄地の一部も預かってコメだけで暮らせるよう努めてきました。

 「低米価の中、2年連続で1俵(60キロ)1万4000円で何とかやってこられたが、去年下落し今年は暴落。1俵8000円では手間賃ゼロどころかマイナス。コメだけでは生活できない」。男性はこの間、農民連の呼びかけに応え支援米も提供。「今の(コロナ感染)状況では来年もだめだろう。俺たちはコメを作って悪いことをしているわけではないのに、なぜこういう仕打ちを受けなければならないのか」と訴えました。

 水田80アールや花を作る男性(71)は、「コメ作って飯食えねーという状況そのもの。たたかいののろしを上げないと農家はやっていけなくなる」と言います。

 いわぶち議員は「稲作農家への支援策を国に求めていきます。同時に総選挙で国の政治を変えていくことが大事になっている」と話しました。

 たいら善彦衆院2区予定候補も同行しました。


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