世論　首相追いつめた

福島　倉林・高橋・ふなやま・いわぶち氏

（写真）倉林副委員長の話に聞き入る演説会参加者＝５日、福島市

　総選挙が目前に迫るなか日本共産党の倉林明子副委員長（参院議員）は５日、福島県オンライン演説会で、東北比例初の党２議席を実現し、野党連合政権の勝利で、自公政権を終わらせようと訴えました。高橋ちづ子衆院議員、ふなやま由美（宮城４区重複）の比例２予定候補、たいら善彦衆院２区、くまがい智５区両予定候補も決意を述べました。約２５００人が視聴しました。

　演説会では、日本共産党のいわぶち友参院議員が「命、暮らし、生業（なりわい）を守る責任を投げ捨てる政治は許せない」と述べ、医療労働者と青年が共産党への期待を語りました。

　倉林氏は、菅政権の新型コロナ対策を無為無策と批判し、首相の退陣決断は国民の大きな世論、怒りが追い詰めたと指摘。国会では野党共同で法案を何度も提出し、今年度予算の組み替え案を提案した中身を詳しく紹介。野党の共闘推進に役割を果たすこの党を躍進させれば、野党連合政権の確かな力になると訴えました。

　高橋氏は「地域医療の充実と医師、看護師の確保は私のライフワーク。ぜひ引き継がせてほしい。原発汚染水など、今だからこそ議席倍加の特別の意義がある」と力を込めました。ふなやま氏は「保健師の経験者として命を奪う政治を終わらせたい。暮らしを守り、原発ゼロの政治をつくろう」と訴えました。