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2021年9月4日(土)

馬毛島地盤調査再開へ

防衛省 質問状への回答は拒否

 馬毛島(鹿児島県西之表市)への米空母艦載機離着陸訓練(FCLP)移転や自衛隊基地建設計画をめぐって、防衛省は3日、同日以降に海上ボーリング調査を再開する意向を示しました。

 防衛省は、本紙の取材に対し「3日に調査が開始できるよう準備を進めてきた。準備が整い次第、調査を開始する」と回答しました。

 ボーリング調査は、日米の大型艦船が停泊できる大規模な係留施設や仮設桟橋の整備に向けて昨年12月に開始。今年5月末までに37カ所を調査する予定でしたが、悪天候などで12カ所にとどまっていました。港湾施設の予定地は、貝の一種「トコブシ」の好漁場であり、地元漁師からは調査の中止を求める声が上がっています。

 また、同省の九州防衛局は8月31日に、住民7団体が2度提出していた公開質問状への回答を拒否していたことが分かりました。質問状は昨年12月と今年1月に提出していたもの。九州防衛局は、回答を拒否した理由について「個々の質問に文書で回答することはない」と説明しました。


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