2021年8月28日(土)
コロナ対策 予備費1兆4226億円支出
衆参予算委理事懇で説明
衆参両院の予算委員会は27日、理事懇談会をそれぞれ開き、政府が同日、閣議決定した新型コロナウイルス対策の予備費1兆4226億円の追加支出について説明を聴取しました。ワクチンの確保や接種体制の整備のために8415億円、治療薬(ロナプリーブ等)の確保などに2373億円、緊急小口等の特例貸付に1549億円を追加するなどとしています。
日本共産党の藤野保史衆院議員が、予備費には臨時の医療施設への財政措置が含まれているのか質問したのに対し、財務省主計局長は予備費の追加支出には含まれていないが、緊急包括支援金などを充てると回答。山添拓参院議員が緊急包括支援金の執行状況をただしたのに対し、緊急包括支援金1兆5000億円のうち、現時点で執行されたのは、わずか419億円にとどまることが明らかになりました。
野党は予算委員会の集中審議を要求するとともに臨時国会の召集を重ねて求めました。