2021年8月27日(金)
臨時医療施設早く
倉林氏、国の責任ただす
参院厚労委
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日本共産党の倉林明子議員は26日の参院厚生労働委員会で、菅義偉首相が25日の記者会見で新型コロナ対策について「明かりははっきりと見え始めている」と述べたことについて「国民には(明かりは)見えていない」と批判し、「死の恐怖とたたかいながら、在宅のまま入院できない人にこそ明かりを示すべきだ」と、国の責任で病床確保を進めるよう迫りました。
倉林氏は「首都圏の第3次救急はすでに崩壊。医療提供体制に支障が生じている」「大規模な臨時の医療施設を早急に設置することが明かりをともす仕事だ」と述べ、予算措置や人材確保などの支援策を国が示すよう迫りました。
また、自宅療養を余儀なくされているコロナ患者について「隔離保護を基本とし、治療につなげるべきだ」と述べ、「自宅療養を基本」とする政府方針の撤回を要求。パラリンピックは中止し、選手村をコロナ患者の宿泊療養施設に転用するよう求めました。
田村厚労相は「臨時の医療施設を含め各都道府県に体制を整備してもらうべく予算を確保して、病床確保を進めていきたい」との答弁を繰り返しました。
倉林氏は、子どもに感染が広がり、保育園の休園や学校の休校などで、子どもの看護や世話のために休業せざるを得ない保護者が急増していることを指摘。小学校休業等対応助成金・支援金の復活や、子の看護休暇制度の拡充と所得補償を早急に整備するよう求めました。