2021年8月18日(水)
米軍パネル落下 「オスプレイ撤退せよ」
沖縄の共産党 防衛局に要請
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米軍普天間基地(沖縄県宜野湾市)所属のMV22オスプレイが、飛行中にパネルなどの部品を落下させた12日夜の事故について、日本共産党県委員会・県議団は17日、同県嘉手納町の沖縄防衛局で厳重に抗議し、米軍機の飛行・訓練の停止、普天間基地の即時運用停止と閉鎖・撤去を強く要請しました。
要請書では、米側が日本政府に通報したのが事故発生の翌日夕方であることを示し、通報の遅れが全く改善されていないと批判。「普天間基地の危険性は放置され続けて」いると強調しています。
要請書は、▽事故原因の徹底究明▽欠陥機オスプレイや在沖米海兵隊の撤退▽日米地位協定の抜本的改定と日本の航空法順守▽日米安保条約の廃棄―なども要求。渡久地修党県副委員長(県議団長)らが、応対した防衛局の大城朝紀管理部次長に提出しました。
大城次長は「米側に迅速な通報、実効性のある再発防止策を申し入れた」などと述べるも、飛行・訓練の停止やオスプレイの撤退などを求める考えは示しませんでした。
西銘純恵県議は「撤退こそ再発防止策だ。飛行停止を求めるべきだ」と訴えました。玉城武光、島袋恵祐の両県議も参加しました。17日、那覇市の外務省沖縄事務所でも抗議・要請しました。