2021年8月10日(火)

核禁条約参加の政権を

田村・まじま・まつざき氏　長崎で訴え

（写真）「核兵器禁止条約に参加する政府に変えよう」と訴える（左から）まつざき、まじま、田村、安江、仁比の各氏＝８日、長崎市

　日本共産党の田村貴昭衆院議員、まじま省三、まつざき真琴の両衆院九州・沖縄比例予定候補は「原爆の日」を翌日に控えた８日、長崎市のＪＲ長崎駅前で街頭演説をし、「核兵器禁止条約に署名・批准する新しい政権を」と呼びかけました。仁比聡平前参院議員、安江あや子衆院長崎１区予定候補がともに訴えました。

　駅前には、被爆者をはじめ支援者らが集まり、訴えに聞き入りました。田村氏は、広島高裁の「黒い雨」訴訟で原告全員が被爆者と認められた判決に触れ、「長崎の『被爆体験者』も被爆者として認められるべきだ」と力を込めました。核兵器禁止条約には署名しないと言い切った菅首相を厳しく批判し、「条約に参加しない政治を一日も早く終わらせよう」と訴えました。

　長崎県佐世保市出身の、まじま氏は、被爆者の「あんな地獄を繰り返してはいけない」との訴えが世界の市民社会、多くの国々の政府を動かし、ついに歴史を変え禁止条約が発効されたと強調。「今度の選挙で政権交代し、禁止条約に参加する政府に変えよう」と呼びかけました。

　まつざき氏は「学生時代から毎年、長崎の地を訪れ、戦争の悲惨さ、平和の大切さを心と体いっぱいに感じてきた」と長崎への思いを述べました。菅政権のコロナ対応を批判し、国民の命を守っていくと力を込めました。