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2021年8月2日(月)

干ばつ被害農家 助成を

はたやま氏調査、農協組合長訪問

北海道長沼町

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(写真)話を聞くはたやま氏(中央)=7月30日、北海道長沼町

 高温と少雨が続く北海道の農作物の影響はどうかと、日本共産党の、はたやま和也前衆院議員は7月30日、長沼町の複合経営農家を訪ねました。薮田亨町議が同行しました。

 懇談した、ながぬま農業協同組合の成田正夫組合長は、アメダス観測所データを示して説明。「大豆は水不足で花が落ちる影響が出ています」と話します。データによると、6月20日に26ミリの雨を記録した後はほとんど降らず、7月降水量は平年108ミリに対し、今年は28日までに4・5ミリという状況です。

 「40日も雨が降らないなんて、こんな年はない」と話す男性。麦と大豆を10ヘクタール、タマネギ3・6ヘクタール、米を作付けしています。タマネギは根が浅いため干ばつの影響をもろに受けます。

 その男性のパートナーは、ピンポン玉のようなタマネギを手に、「こんな小さくても根を伸ばして生きようとしている」。男性も「今からでも雨がほしい」と訴えます。

 麦18ヘクタールと米12ヘクタール、花を作付けしている男性。5年前から始めたブロッコリーは年2回収穫でき、26ヘクタールで栽培しています。

 水を一定程度与えることができた畑は、何とか生育を続けているものの、手が回らなかった畑は多くが枯れました。「町の『がんばる農家支援事業』(3割補助)でかん水(水やり)用の設備を入れることができました。行政には、前向きな農業者への助成事業を充実させてほしい」

 はたやま氏は「被害の状況を行政機関にしっかり伝え、営農を続けられるよう頑張ります」と応じました。


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