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2021年7月19日(月)

命軽視の政治に異議

「五輪中止を」 東京でデモ

 東京五輪の開催中止をはじめ、今の政治にノーを突きつけるデモが18日、東京・新宿で行われました。炎天下、およそ150人がサウンドカーを先頭に「No Olympics」などと書かれたプラカードや横断幕を掲げて行進。人びとの命と暮らしを軽視する政治は許さないとアピールしました。


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(写真)さまざまな「NO」を掲げてアピールし、身を揺らしながら行進する参加者=18日、東京都新宿区

 一人ひとりが菅義偉政権に感じている怒りを口々に語ります。東京都新宿区の大学生(23)は、弱者の声を聞かず、自分たちのやりたいことだけは強引に進める政治を変えたいと参加。「この間、性的マイノリティーに対する差別発言がまた自民党から出されて怒っています。未来に期待が持てる社会にしたい」

 世田谷区から参加した女性(32)は、緊急事態宣言下での東京五輪開催に「いまだに現実味がありません。菅政権は、どの問題を見ても私たち市民の声を聞く姿勢がありませんが、諦めたくない」と語りました。

 主催は、国内外で活躍する著名なDJらでつくる「プロテストレイヴ」です。デモに先立って、SNS上にステートメントを発表。五輪開催に断固としてノーを突きつけるが、抗議する対象はそれだけではないと、次のように表明しました。

 「数々の問題が毎日のように新しく積み上げられ、私たちは疲弊し、慣れ、諦めてしまいそうになる。しかし、そんな現状だからこそ、それら積層する数々の問題すべてに、私たちはまとめてNOを突きつけたい」


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