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2021年7月13日(火)

今だからこそ五輪中止を 表明次つぎ

女性 人権も人命も危機に

外国特派員協会で会見

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(写真)記者会見する(左から)前田、青木、松尾の各氏=12日、東京都千代田区

 女性の権利を求めるフラワーデモの主催者の松尾亜紀子さんや看護師で随筆家の宮子あずささんら各分野の女性が12日、東京五輪、パラリンピック中止を求め、外国特派員協会で記者会見を開きました。五輪が行われようとする中で、日本の女性の権利が侵害されており、人命も危機にさらされていると訴えました。

 松尾さんは、日本では、医療従事者の多くが女性だとした上で、コロナ対応に必要な医療従事者が五輪に動員され人員不足が深刻化し、より過酷な労働環境に追い込まれていると説明しました。

 日本女医会理事の青木正美さんは「無観客にしようが、選手や関係者が大量に集まることは絶対にしてはならない」と述べ、五輪を実施すれば東京が感染源になると警告しました。

 国際婦人年連絡会CEOの前田佳子さんは、病院に収容できず、PCR検査すら受けられない在宅患者が増えており、五輪開催で事態が深刻化すると報告しました。

 宮子さんは、看護師は自ら感染を出さぬように、友人や家族とすら接触を避けており、気分転換もできずに追い詰められていると語りました。

 教育関係者は、「子どもたちは給食での会話すら許されず、さまざまな行事が中止になっているが、なぜ五輪が特別扱いか」と批判しました。


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