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2021年7月6日(火)

床上浸水、40年住んで初めて

本村・武田・島津氏ら 被災者の声聞く

沼津

写真

(写真)住民から話を聞く(前列右から)武田、島津、鈴木、本村の各氏ら=5日、静岡県沼津市

 日本共産党の本村伸子衆院議員、武田良介参院議員、島津幸広前衆院議員、鈴木節子県議が5日、大雨により3日に住宅の浸水被害が起きた静岡県沼津市に入りました。川口三男、岡田進一の両市議の案内で被害が大きかった原地区の被災者の声を聞きました。

 市職員や原地区連合自治会の人たちから話を聞くと、おとなの男性の胸ぐらいまで水位が上がり、5日時点で、わかっているだけでも床上浸水が60~70棟。高橋川が氾濫し土砂が住宅地に入り、交差している沼川や前川も越水。水が引いてから土砂が50センチメートルもあり、流木もありましたが、4日に片づけたとのことです。

 原地区の中でも特に被害がひどかった西添町に住む68歳の女性は、「床上20センチメートルくらいまで水が来た。水がたまりやすい地域だが、40年住んで初めてのこと。電化製品は無事だったが畳がダメになってしまった。窓を開けて扇風機を回しているが、毎日悪天候だから家の中が乾かない。これから家の補修がいろいろ大変。少しでも見舞金を出してほしい」と話していました。

 アパート1階に住んでいた若い夫婦は、「浸水したため住めなくなった。アパートのリフォーム期間中は市営住宅を貸してもらわないと困る」と、処分する物を玄関の前に出しながら切実な思いを語りました。

 固定資産税や市民税の減免がされる罹(り)災証明の仕組みや、受け付けが始まっていることを知らない人が多く、説明してまわると「さっそく行ってくる」と喜びの声が多くありました。

 同日には沼津市に、床下・床上浸水修理にかかる経費の支援給付金など、日常の生活に戻るための要望も行いました。

 武田氏は「災害廃棄物の処理、消毒、生活を取り戻す要求が強い。被害の実態をつかむとともに見舞金を含め被災者に寄り添った支援が求められる」と述べました。


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