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2021年7月5日(月)

熱海・土石流

「情報ない」「着の身着のまま」

本村・井上・島津氏ら聞きとり

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(写真)話を聞く(左から)鈴木、島津、井上、本村の各氏=4日、静岡県熱海市

 静岡県熱海市で起きた大規模な土石流の災害を受け、日本共産党の本村伸子衆院議員、井上哲士参院議員、島津幸広前衆院議員、鈴木節子県議が4日、党熱海中央支部長らの案内で市内3カ所の避難所に入り、住民の声を聞きました。

 逢初(あいぞめ)川に土石流が流れたため、川の南北に分断されていました。川の南側から避難している熱海中学校、中央公民館、福祉センターに行きました。市職員や自主防災会の人によると、同日中には避難者は市が手配したホテルに移動するとのことでした。当初の食事はおにぎりとパンでしたが、4日にボランティアも入り、手作りの食べ物や日用品・生理用品など支援物資も届きました。

 中学校に避難していた81歳の男性は、「防災無線も聞こえず、何が起こっているのかわからないまま、財布も携帯電話も持たずに避難してきた。取りに行きたくても行けない。5分でもいいから戻りたい。テレビもなくて情報がない。なぜ災害が起きたのか原因をつきとめてほしい」と語ります。

 83歳の女性は「1日3回飲んでいる薬もないので困っている。着の身着のままで出てきたので、着替えがほしい」と話しました。「ていねいな説明がほしい」と怒っていた75歳の女性は「声を聞いてくれてうれしい。共産党は住民の立場でハッキリとモノを言ってくれるから好きです」と述べていました。

 本村氏らが、災害救助法が適用されたことなど説明すると避難者は少し安心した様子でした。

 武田良介参院議員と、災害現場を見てきた小坂幸枝市議が電話で連絡を取り、内田豊伊豆地区委員長も含めて話し合いをもちました。地図を広げ現場を確認。被災者の困っている声を聞き、今後、スマホを持っていない高齢者などに情報を届けていこうと確認しています。

 島津氏は「家が流されてしまった人など生活再建できるまで地元のみなさんと連携して頑張りたい」と話しています。


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