2021年7月1日(木)
聖火イベントを中止
東京・東村山 小中学生動員に批判も
東京都東村山市は29日、小中学生の動員を計画していた東京五輪・パラリンピック聖火リレーの関連イベントを中止すると発表しました。このイベントをめぐっては、保護者らから強い懸念の声が出ていました。
同市は、国立ハンセン病療養所「多磨全生園」で聖火の到着を祝うイベント「セレブレーション」を今月13日に計画していました。
本紙は、同イベントに市内の小中学生を含めて900人規模で動員する計画が進められていると報じていました。
都内では緊急事態宣言解除後も新型コロナウイルスの感染拡大が続き、人が密集する五輪関連イベントの開催に不安の声が広がっていました。
こうした状況を踏まえ、市は「感染拡大防止の観点から公道での聖火リレーとセレブレーションの中止を決めた」(担当者)と説明。関係者のみで聖火の点火セレモニーを行う形式に変更したといいます。
日本共産党東村山市議団は「五輪や聖火リレーのイベントは中止し、財源も人もコロナ対策に回すべきだ」(渡辺みのる市議団長)と主張し、市の姿勢を追及してきました。