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2021年6月30日(水)

コロナワクチン 職域接種の申請終了

供給量不足 再開できず

 新型コロナウイルスワクチンの職域接種について政府高官は29日、中断している申請受け付けを再開しない方針で調整していることを明らかにしました。今回の職域接種については受け付けを終了することになります。職域接種は21日に始まったばかり。企業などから想定以上の申請があったため、米モデルナ製ワクチンの供給量が不足し、25日に新規受け付けを休止していました。

 28日に河野太郎ワクチン担当相とオンライン会談を行った埼玉県の大野元裕知事は「職域接種が多くなったので市町村や県の集団接種は減らしますというのは本末転倒だ。このようなことを国がやっていれば今後、地方自治体は国の言うことを聞かなくなる」と指摘。自治体の大規模接種を優先するよう政府に要請しました。

 河野担当相は25日の会見で、都道府県や市区町村の自治体による職域接種の申請について「配送可能量の上限に達しているため、供給量の若干抑制、後ろ倒しになることがある」と述べ、モデルナワクチンの供給が難しい場合には、ファイザー社製ワクチンを供給する考えを示していました。


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