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2021年6月29日(火)

病院船 従事者確保を

武田氏 災害時医療体制ただす

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(写真)質問する武田良介議員=9日、参院災害特委

 災害時等の船舶を活用した医療提供体制の整備を推進する法律が11日の参院本会議で、全会一致で可決、成立しました。日本共産党の武田良介議員が9日の参院災害対策特別委員会で質問しました。

 武田氏は、病院船の整備推進について「災害発生地域で必要とされる医療を提供することで国民の生命、身体を守るために行われるべきだ」と指摘し、提案者の額賀福志郎衆院議員は「陸上の医療施設の補完的な役割を果たす」と答弁。武田氏は「医療従事者の確保は最大の課題であり、力を注ぐ必要がある」と強調しました。

 武田氏は、内閣府の検討会報告書では、病院船は災害発生から被災地周辺海域に移動するまで72時間と想定されているものの、東日本大震災では、がれき撤去、接岸場所の安全確認、航路啓開などで、緊急物資輸送船の港湾利用開始まで最短3日間、それ以外の船舶入港は最短5日程度だったと指摘。見解をただしました。

 提案者の津島淳衆院議員は「災害時の船舶移動や入港等には制約がある」と述べ、「(今後の)検討が重要だ」と答えました。


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