2021年6月27日(日)
2021都議選
若者奮闘
訴えて響き合い
候補者の動画作成「無責任な政治じゃ、まずい。僕も何かしなければ」
大学3年生 によてりさん
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大学3年生の、によてりさん(仮名)は都議選(7月4日投票)で、日本共産党の田中とも子候補(北多摩3区)を支援しようと動画作成に取り組んでいます。
共産党員の両親が頑張る姿を見てきた、によてりさん。新型コロナが拡大する中で政治が直接命に関わってくることを明確に感じ、「このままの無責任な政治じゃ、まずい。僕も何かしなければ」と動きだしました。
コロナ禍で外出が制限されてしまう中、自宅でも作業ができ、手伝いやすいものということで、動画の編集作業を始めました。「動画なら若者に見てもらえるかなと」
田中候補の街頭演説を短くまとめて字幕を付けたものや、小池晃書記局長と田中候補にコロナ禍で頑張る学生にひとこと応援のメッセージを寄せてもらったものなど作成した動画を、JCP調布・狛江・府中の青年学生部のツイッターで発信しています。
政治関連のツイートは文字数制限(140字)いっぱいまで書いた文字だけのツイートが多く、政治に関心のない人の目にはなかなか留まりません。
政治に関心を持ってもらうきっかけになる動画を作ろうと、音が聞こえにくい場所でもわかりやすいように字幕を入れたり、候補者のイメージカラーを入れたりと、工夫をしながら奮闘しています。
「演説などは、関心がない人には難しい。わかりやすい動画にまとめて、見て楽しい政治の動画を作り、興味を持ってもらいたい」と話します。(白石光)
街頭で対話したら「共産党? ジェンダー平等と福祉のイメージです」
巣鴨でシールアンケート
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東京都議選で3期目をめざす日本共産党の米倉春奈候補(豊島区)を応援する「JCP青年後援会in豊島」は26日、JR巣鴨駅前で「7月4日は都議会議員選挙です」と訴えながら都議選の政策に関するシールアンケートを行いました。29人と対話しました。
「米倉さんを知っている」とアンケートに応じた同区在住の30代男性は、共産党は「ジェンダー平等と福祉のイメージ」だといいます。東京五輪・パラリンピックについて「開催は心配だけど、アスリートのことを考えると仕方ないと思う」と話したのに対し、後援会メンバーが「五輪を開催すれば感染リスクはゼロにできないので、共産党は中止を訴えている」と紹介しました。
同区在住の男性(57)は「透明性のない予算に疑問を感じ、招致が決まったときから東京五輪に反対している」と憤ります。後援会メンバーが共産党への支持を訴えると「いつも応援している。周りの人にも広めます」と約束しました。
通りがかりに「ジェンダー平等、痴漢ゼロの東京に」にシールを貼り、「日本はジェンダー平等が遅れていますね」と話す男子中学生も。「働くうえでジェンダー平等は大事」と話す女子中学生など、若者のジェンダー平等への関心の高さがうかがえました。
後援会メンバーの佐々木平さん(28)は宣伝後に、東京五輪について「気持ち的には反対だけど選手のことを考えると…」と答える若者に対して次は「中止してどうしていくのか(共産党の政策)を紹介したい」と語りました。(津久井佑希)
元自民議員秘書「良い政党は共産党だけ」
@目黒
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東京都議選で、日本共産党の星見てい子候補(目黒区)の2期目も必ずと、斉藤優子区議地域の支部は26日、区内のスーパー前で宣伝しました。
斉藤氏が肉声で訴える中、支部員が党の新しい政策プラスターを一斉に掲示。多くの通行人の目を引き、プラスターを見て拍手する人も。買い物帰りに駆け寄る人、ビラを受け取る子連れの人や高校生の姿がありました。
斉藤氏は、政府や都が五輪開催を狙う中、海外からの選手団にコロナ陽性者が出たと指摘。「感染が広がり医療が逼迫(ひっぱく)すれば誰が責任を取るのか。五輪中止を明確に掲げるのは共産党だけです」と訴えました。
星見都議が区議時代から1500件以上の生活相談を受け、150件の給付金申請につなげてきたと紹介。国保料の子ども均等割の廃止や給食費無償化などを実現すると呼びかけました。
支部は5月から、週1回のハンドマイク宣伝に取り組み、30世帯に1カ所で訴え。自民党議員の秘書だった女性からは「国会も党首討論もがっかり。政党として良いのは共産党だけですね」という声も寄せられました。
羽田新飛行ルート近くの地域への訪問では「共産党頑張って」という期待も寄せられ、12人の後援会員を増やしています。
支部は告示日から3日間、電話を使い支持者・後援会員を当たりきり、家族や友人にも支持を広げてと呼びかけています。
自民ポスターを張る家から「頑張って」
@大田
有力11人が定数7を争う「当落線上の大激戦」となっている都議選大田区。藤田りょうこ候補の再選を必ず勝ち取ろうと26日、党と後援会が対話・支持拡大を進めました。
本羽田支部は「看護師20年の経験をいかして都民の暮らしと健康を守る藤田さん」と電話で訴え。これまでに40軒と対話した女性(73)が「途中でガチャンと切る人がほとんどいない。よく聞いてくれる」と語ると、テレデータを使って前日56人と対話したばかりの女性(73)も「“五輪より命よね”と語ると手応えを感じるわ」とうなずきます。対話は午後1時からと6時からの“2部制”にするなど工夫。昼留守だった人には夜、仕事帰りの支部員が電話しています。
自民(立候補3)、公明(同2)、都民ファ(同2)などから洪水のような“藤田大丈夫論”が流されています。
同日昼、男性(75)は後援会員にニュースと「しんぶん赤旗」見本紙を届けて「1人でも2人でもお知り合いに藤田さんの実績を知らせてください」と「折り入って作戦」。自民党のポスターを張っている家からも「頑張って」の声が。封筒に入れて選挙募金を託す人も続きました。