2021年6月24日(木)
東京五輪 再抽選でもチケット381万枚
大会関係者向け「枠外」
東京五輪・パラリンピック組織委員会は23日に会見を開き、五輪観戦チケット発行の見通しを公表しました。新型コロナウイルス対策で全競技会場の観客数を「収容人数50%以内、上限1万人」とする方針が決まっていますが、一般観戦チケットの再抽選をした上でも最大で計約381万枚となる計算です。
一般観戦チケットは、現時点で販売済みの約363万枚から再抽選で約272万枚に減らすとしました。他方、スポンサーの企業や、大手旅行会社の公式観戦ツアーに含まれるチケットは再抽選の対象にはなりません。
再抽選するチケットは、観客数が上限を超える可能性がある8競技と開閉会式の計97セッション。再抽選の結果は7月6日に公表されます。
「観客ではない」として上限の「枠外」となる大会関係者向けチケットは、約五十数万枚になっています。関係者向けチケットの対象は、関係自治体、ホストタウン、国際オリンピック委員会(IOC)、日本オリンピック委員会(JOC)、競技団体、放送権者、スポンサー企業、旅行ツアー事業者などです。
スポンサー企業向けのチケット枚数は「(企業との)個別の契約に関わるので答えられない」としました。
同じく上限の枠外となる小中学校や高校の学校連携観戦は、現時点で59万枚の発行を予定しています。
パラリンピックの観客数については、7月16日までに方針を決定します。