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2021年6月21日(月)

2021都議選

コロナとたたかう都政へ

小池書記局長 斉藤・そね氏勝利訴え

 日本共産党の小池晃書記局長は20日、東京都議選に向け、足立区で斉藤まりこ都議の必勝、北区では市民と野党の共同宣伝で、そねはじめ都議の宝の議席を守り、「コロナと本気でたたかう都政の実現を」と訴えました。

◆足立区

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(写真)斉藤まりこ都議(左から2人目)の必勝を訴える小池晃書記局長(右)=20日、東京都足立区

 小池氏は、斉藤氏は“保育所つくって”の声を上げ、市民運動から生まれた政治家だと紹介。水道民営化の問題では、安全性や料金値上がり、災害時対応などの問題を突きつけ、小池百合子知事に“水道は民営化運営になじまない”と認めさせたと述べ、「論戦力も感受性も国際感覚にも優れた、都民の命綱の議席を必ず守り抜こう」と呼びかけました。

 斉藤氏は、コロナ禍で東京五輪・パラリンピックの開催、公的医療の削減を推進する都政を批判し、「国民の声を聞かない政治を東京から変えていきましょう」と訴えました。

 小池氏は、コロナ感染者が増加傾向のなか、観客を入れた五輪開催に突き進む政府や都政を批判。ウガンダの選手団が出国前に2回のPCR検査、2回のワクチン接種を受けていたにもかかわらず、入国時の空港で陽性が判明したと指摘し、「水際対策と言うけれど、もはや水漏れしている」と痛烈に批判しました。

 政府分科会の尾身茂会長らの「提言」で、五輪を開催すれば人の移動や接触の機会が格段に増加すると指摘していることを紹介し、「提言では無観客が最もリスクが低いと言うが、最もリスクが低いのは中止だ」と訴え。さらに、東京都がパブリックビューイングの中止を決めたことに触れ、「ならば五輪そのものの中止も決断すべきだ。共産党の躍進で民意を示し、決着を」と呼びかけました。

◆北区

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(写真)聴衆に手をふる(右から)池内、小池、山口、そね、石川、臼井、福田の各氏=20日、東京都北区

 小池氏は、「市民と野党の代表のそねはじめ都議を市民の力で押し上げよう」とアピール。そね氏が30年以上前から、国立王子病院廃止反対運動に取り組み、北社会保険病院に引き継がせ、社会保険庁解体の際には、公的医療を守ると約束させ、東京北医療センターとして存続させたと紹介しました。一方で、公明党が「北区の病院を守ったのは公明党」と宣伝していることに対し、「ちょっと待った。国立王子病院を廃止したのは自民党、社会保険庁を解体したのは自民党と公明党ではないか」と反撃しました。

 そね氏は、党都議団として認可保育園の増設などを進めてきたと述べ、「誰もが人間らしく生きていくことを支援するのが政治の使命だ」と力を込めました。

 「みんなで選挙@東京12区」の大野裕之共同代表(東洋大学教授)は、「そねさんの公約はすべて具体的。6期24年の実績もある」と強調。市民連合の山口二郎法政大学教授は、「北区はそねさん一択だ。野党と市民の総力で圧倒的な勝利を」と呼びかけました。

 立憲民主党の石川大我参院議員が応援に立ち、「五輪開催まっしぐらの菅政権、小池都政を止めるのはそねはじめさん」と訴えました。

 立民の臼井愛子区議、新社会党の福田光一区議も応援に。池内さおり前衆院議員(衆院東京比例ブロック、小選挙区東京12区予定候補)が駆けつけました。

 小池氏は、「総選挙に向けて市民と野党の共闘を前に進めるためにも絶対に負けるわけにはいかない」と力を込めました。


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