2021年6月21日(月)
2021都議選
「五輪より命を」の願い 共産党に
星見氏必勝で都政に「福祉の心」を
目黒 志位委員長が訴え
東京都議選告示(25日)まで1週間を切っての日曜日となった20日、日本共産党は志位和夫委員長、小池晃書記局長が候補者押し上げで都内5カ所を駆け巡り、国会議員が街角で支部とともに終日宣伝を行うなど、幹部を先頭に宣伝・対話、支持拡大に全力をあげました。「命を守れ」と五輪開催の中止を訴える党の姿に各地で注目と反響が寄せられました。文京区では「五輪開催ありき」で子どもの観客動員を進める計画の告発に関心が寄せられ、対話が広がっています。
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志位委員長は、星見てい子都議必勝へ目黒区の3カ所を駆け巡りました。都議選で審判を下せば五輪・パラリンピックは止められると強調し「『五輪より命を』の声を日本共産党、星見さんにこぞって寄せてください」と力を込め、足を止め聞いていた人たちが大きな拍手で応えました。
志位氏は「五輪と命とどちらを大切にするか―問われているのはこのことです」と切り出し、「立場の違いを超え、『五輪より命が大切』が圧倒的な声ではないか」と語りかけました。政府は競技会場に1万人、開会式に2万人を入れる方針だとして「観客を入れた五輪なんかとんでもない」と批判。政府分科会の尾身茂会長らの報告書が、デルタ株の影響があれば東京の新規感染者が7月末に2千人を超えるとしていると指摘し、「五輪開催で新たに亡くなる方が増えるなどあってはならない」と述べました。
「中止は難しいのでは」の不安に応え、「政治が決断すればいつでも中止できる」と強調。「都議選という審判の機会があります。今からでも十分に間に合います。五輪を中止し、コロナ収束に集中をと訴える共産党を伸ばしてください」と呼びかけました。
目黒選挙区は定数3を有力7人が争う大激戦です。
星見都議は、4年前に16年ぶりに復活した党議席は、「目黒区民の命、暮らしを守る議席」と述べ、「2期連続なんとしても送り出して」と訴えました。
志位氏は、星見都議が区議時代からの14年間で1500件に上る生活相談に乗ってきたと紹介。相談者からの「飾り気なく、そっと打ちひしがれている人に寄り添ってきた星見さんに、私も救われた」とのメッセージを読みあげ、「新型コロナ危機で多くの人が苦しんでいる今、こういう政治家こそ必要です」と力を込めました。
「共産党躍進で安心と希望の東京を」と呼びかけ、都議選政策をていねいに訴え。「稼ぐ東京」のスローガンのもと、目黒上空でも巨大旅客機が超低空で飛行する羽田新ルートの運行が始まっていると指摘。「五輪のための羽田増便」などの理由はコロナ危機で成り立たないと述べ「危険な新ルートはやめさせ、元の海上ルートに戻そう。この願いは星見さんに」と呼びかけました。
星見都議が高校まで学校給食を無償にしたソウル市に自費で視察に行き、都議会に給食費助成条例を2度提案してきたことも紹介。義務教育無償をうたう憲法26条通りに「都の制度で学校給食を無料にしよう」と力説し、「いま都政にないのはお金ではありません。福祉の心です。福祉の心を誰よりも、あふれるように持つ星見さんにどうかお力添えを」と訴えました。