2021年6月16日(水)
安心の医療守ろう
窓口負担2倍化阻止
年金者組合など全国行動
今国会で成立した75歳以上の高齢者医療費2倍化法の実施中止などを求める全国一斉行動が、年金支給日の15日行われました。東京・新宿駅では、「窓口負担2倍にするな」「五輪は中止 コロナ対策に全力を」と書かれたプラカードを持ってアピールしました。
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東京・新宿駅
東京高齢期運動連絡会の中山晴夫事務局次長は、親を支える現役世代にも大きな負担が強いられると強調。「若い人も一緒に声を上げ、2022年度10月までに実施される負担増をやめさせよう」と呼びかけました。
全日本年金者組合東京都本部の小澤満吉副委員長は、安倍政権、菅政権の下で年金を下げられ続けてきた高齢者に2倍の負担を押し付けることは許されないと批判。「総選挙で政権をかえ、2倍化を阻止しよう」と語りました。
全日本民主医療機関連合会(全日本民医連)の久保田直生常駐理事は、2倍化の対象は閣議決定でいくらでも拡大することができると指摘。「私たちが年をとっても安心して医療にかかれる社会の実現が国民の願いです」と訴えました。
日本共産党の清水忠史衆院議員は、「引き上げを阻止するために都議選、総選挙で大きな世論を広げ、国民の命を守る政治をつくりましょう」と述べました。
主催は、中央社会保障推進協議会、全日本年金者組合、日本高齢期運動連絡会、医療団体連絡会議です。