2021年6月13日(日)
2021都議選
共産党躍進で五輪中止、命守れ
党派超え共同で清水氏必勝を
日野 志位委員長が訴え
東京都議選告示まで2週間をきり、週末を迎えた12日、日本共産党は志位和夫委員長、小池晃書記局長、倉林明子副委員長ら党幹部、国会議員を先頭に党予定候補勝利に全力をあげました。31人の都議予定候補は支部・後援会とともに懸命に宣伝・対話、支持を訴え。「五輪は中止し、コロナ対策に集中を」「病院つぶしでなく医療・保健の充実を」の訴えに、通りがかりに手を振る人、立ち止まって演説を聞く人、ビラを受け取りにくる人も。他党派も活発な動きを見せ、選挙戦が激しさを増しています。
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志位委員長は日野市内2カ所を駆け、清水とし子予定候補の必勝を熱く訴えました。定数2を3人で争う大激戦。「勝利のカギは、党派を超えて力を合わせることにあります。市民と野党の共同候補としてみんなの力で押し上げよう」と力を込めました。演説に足を止める人が相次ぎ、「党躍進で五輪中止を」の訴えなどに何度も拍手がおこりました。
京王線高幡不動駅前では、4月の市長選で奮闘した、あるが精一前市議、社民党の伊地知恭子都連幹事長が応援演説し、立憲民主党の大河原雅子衆院議員がメッセージを寄せました。JR豊田駅近くでは地元の青年・大内瑞月さんが訴えました。
清水予定候補は、市議5期18年、市民とともに子ども医療費無料化を前進させてきたと述べ「今度は東京都で所得制限なしに18歳までの医療費無料化制度を必ずつくりたい」と支援を訴えました。
志位氏は、深刻なコロナ危機のもと、迅速なワクチン接種や検査拡充、十分な補償などやるべきことをやらず、やってはならない東京五輪・パラリンピック開催に熱中する菅政権と小池都政を厳しく批判。9日の党首討論で「国民の命を危険にさらしてまで開催する理由は何か」と迫ったものの、首相が一切答弁できなかったと指摘しました。
「五輪開催で新たに亡くなる方が増えるなどあってはなりません。そういう五輪なら開催する意義などありません。中止の決断を強く求める」と強調。都議会の自民、公明、都民ファーストが五輪中止を求める陳情を不採択にしたとして「清水さんの勝利、共産党躍進で五輪は中止しコロナ対策にあらゆる力を集中せよ。命を守れの声をあげよう」と力説しました。
志位氏は「共産党躍進で安心と希望の東京を」と語り、「ケア」に手厚い東京、小池知事が掲げる「稼ぐ東京」から福祉と暮らし第一の都政への転換、ジェンダー平等の東京の実現などを訴え。「野党共闘に向かう大きな契機となったのは、13年の都議選での党躍進でした。都議選躍進によって、次の総選挙で政権交代を実現し、新しい政権―野党連合政権への道をこじ開けよう」と呼びかけました。