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2021年6月8日(火)

都議選 語ろう日本共産党 命・暮らし編

五輪は中止し希望する都民全員に早期のワクチン接種を

 ワクチン接種の予約はできましたか。お困りごとはありませんか。日本共産党は、コロナ感染抑止対策として、PCRなどの大規模検査の実施(1日20万件以上)とともに、希望する都民全員への早期のワクチン接種の推進を求めています。

 感染力の強い変異株が広がりを見せるなか、ワクチン接種が世界的にも大きく立ち遅れていることが不安を広げています。

 3日の都議会で共産党は、医療従事者の約半数しか接種を終えていない都の実態など、ワクチン接種の遅れを具体的に指摘。世界から約10万人もの選手・大会関係者が集まる深刻な感染リスクにも触れながら、五輪中止を重ねて主張。ワクチン接種を行う医療従事者への接種促進や補償を求めました。

 ワクチンの安全・迅速な接種のためには、実態にそくしたロードマップ(工程)が必要です。医療従事者が進んで協力できるよう報酬を補償したり、自治体が医師や看護師、接種会場を確保するのを支援することも国の責任です。日本共産党の躍進で、感染を封じ込める施策をごいっしょに進めましょう。

住まいの貧困が深刻 都営住宅の増設と負担軽減へ

 貧困と格差が広がる中、高い家賃に苦しむ低年金の高齢者や失業と同時に家を失う人が多くいるなど、住まいの貧困が深刻です。

 収入が少ない人のためのセーフティーネットとして「都営住宅」がありますが、東京都では石原都政以来22年間、新規建設はゼロです。応募は超高倍率です。また名義人が亡くなると、引き続き居住できるのは原則配偶者に限られ、住まいが奪われています。

 共産党は、4年間で都営住宅を2万戸増設することを主張しています。2月にも都営住宅の新規建設や民間賃貸住宅を活用した「借り上げ都営住宅」を進める条例改正を提案するなど、繰り返し都営住宅の増設を訴えてきました。

 また都営住宅に住む人の負担軽減も一貫して求めています。粘り強い要求によって、都営住宅について2020年度から、浴槽・風呂釜の都負担での取り換えが試行されています。共用部分の電気代についても負担軽減を勝ち取っています。

 共産党を躍進させて都営住宅を増やし、誰もが安心して住み続けられる東京都をご一緒につくりましょう。

シルバーパス改善し移動の自由保障しよう

 70歳以上の高齢者の都営交通やバスの交通費を補助するシルバーパス制度があります。通院や買い物などにかかる交通費の不安がなくなり、高齢者の健康と社会参加にとって大切な制度です。

 しかし、もともと無料だったシルバーパスは石原都政で全面有料化されたこともあり、利用率は下がり続けています。いまや、70歳以上高齢者の半分以上が利用していない状況になっています。

 私たち共産党は、貴重な役割を果たしているシルバーパス制度の改善を求め続けてきました。2020年12月議会ではシルバーパスについて、発行のための費用を所得に応じて軽減する▽多摩モノレールや、ゆりかもめも利用できるようにする▽都県境をまたぐ利用も可能にする―といった内容の条例改善案を提起しています。しかし、都民ファーストの会、自民、公明などの反対で否決されました。

 シルバーパス改善を実現するための財源は、1メートル1・5億円もかかる東京外環道など無駄な大型開発優先の予算を、暮らし福祉優先に転換すれば、生み出せます。

 シルバーパス改善の長年の願いを、共産党に託してください。

お金の心配なく補聴器助成を広げよう

 65歳以上の高齢者の半数が加齢性難聴とされる中、補聴器の平均価格は27万円と高額。ご不自由している方も多いと思います。

 日本共産党都議団は2012年9月に「難聴者支援にかんする都への提言」でいち早く具体策を提起。「聞こえのバリアフリー」を目指し、重要な課題として位置付けてきました。

 19年3月、あぜ上三和子都議が予算特別委員会で、補聴器補助制度の実施などを求め、小池百合子知事から「取り組みを推進していく」という答弁を引き出しました。

 同年5月には、党都議団が「補聴器と難聴アンケート」を実施。池川友一都議は翌月の一般質問で、寄せられた切実な声を議会に届け、支援を迫りました。

 取り組みは各自治体に広がり、補聴器の支給や購入費補助を行う区市町村は18年度の8区から21年度には10区1村に増えました。

 党都議団は今年2月にも、片耳5万円、両耳10万円を補助する条例案を提出。必要とする人全てがお金の心配なく補聴器を使用できるよう、ご一緒に頑張りましょう。


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