2021年6月3日(木)
東京五輪 中継会場 全国250超で計画
衆院委 畑野議員質問で判明
専門家も人流増懸念
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今夏の東京五輪・パラリンピック大会中、会場外で競技を大型スクリーンで中継するライブサイトが全国250会場余りで計画されていることが2日、衆院文部科学委員会の畑野君枝議員の質問で明らかになりました。
東京五輪・パラリンピック組織委員会の布村幸彦副事務総長が答弁しました。
さまざまなイベントも行うライブサイトは、自治体と組織委が共同して行うものが19自治体30会場で計画され、地方自治体独自のものは145自治体227会場(2019年8月時点)の申請があります。
組織委は「現在、コロナ対策のあり方を含め、各自治体で調整を進めている状況」としていますが、これに加え、1日からパブリックビューイング(PV)の申請も始まっており、今後さらに増えることが予想されます。
ライブサイト、PVについては、コロナ感染症の専門家から「人流が増えることが懸念される」「これはもう論外だ」と共通して感染拡大につながるとの指摘があり、さらなる批判が起きそうです。
東京都渋谷区の代々木公園のライブサイト計画には反対署名が広がり、都は1日に五輪期間中の中止を決めています。都の当初の計画では、都内10会場で1日9万5千人以上、総計で285万人の来場を想定していました。