2021年6月1日(火)
LGBT差別「ノー」
自民議員発言に抗議 署名9万超
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自民党国会議員によるLGBT(性的少数者)への差別発言に対して当事者らが呼びかけた9万超の抗議署名が31日、東京都千代田区の自民党本部へ提出されました。市民らが前日から自民党本部前で座り込みを実施。LGBT法案の成立と、「こうした政治・政権を選挙でかえよう」など怒りのスピーチが相つぎました。
自民党本部前 市民座り込み
署名は、差別発言が明らかになった21日夜に、オンラインで呼びかけ、10日間で9万4212人が賛同。差別発言の撤回や謝罪を求める声が急速に広がりました。
自民党本部への署名提出には、署名呼びかけ人が参加。自民党の担当者は出てこず、施設管理の職員が受け取りました。
呼びかけ人の一人で「fair」代表理事の松岡宗嗣さんは、「差別発言を放置し続けることは許されません。これから自民党がどんな対応をするのか、都議選や総選挙も見すえ見ています」と発言しました。
同じく呼びかけ人で、アートユニット「キュンチョメ」のホンマエリさんは、「すべての人にかかわる問題です。私はノーと言い続けるし、みんなにも言ってほしい」と語りました。
座り込みで「LGBT法連合会」事務局長の神谷悠一さんは、「法案の『差別を許さない』という文言を認めない自民党は、差別を容認する政党だと受け止めざるをえない」と強調しました。
野党の国会議員も参加。日本共産党からは伊藤岳参院議員があいさつしました。