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2021年5月24日(月)

入管問題 実態解明を

ネット番組で山添議員語る

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(写真)山添拓参院議員

 日本共産党の山添拓参院議員は22日、インターネットの報道メディア・IWJの岩上安身代表のインタビュー番組に出演し、政府・与党が今国会での成立を断念した入管法改定案や死亡事件が相次ぐ入管施設の問題を語りました。

 山添氏は、入管行政をめぐる問題の根底には、在留資格を失った外国人を全て収容する「全件収容主義」があると指摘。「司法審査なく入管の裁量で収容が判断され、収容期限もない。こうした実態は国連からも国際法違反だと指摘されている」と述べました。

 改定案については、長期収容の改善が法改定の出発点だったにもかかわらず、収容者を送還させることに軸足を置いたものになっていると指摘。入管の裁量権限の拡大と厳罰化を進める“焼け太り”の法案だと批判しました。

 岩上氏は、名古屋入管でのスリランカ人女性死亡事件など解決されていない問題があるとして、「法案が廃案になったから終わりではない」と発言。山添氏は「野党が求める収容中のビデオ映像の開示に政府は応じていない。引き続き徹底的な実態解明を求めていく」と話しました。


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