2021年5月19日(水)
医療体制の強化急げ
はたやま氏ら道厚生局に要請
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新型コロナ感染症の急拡大に伴い、政府の急な方針転換で緊急事態宣言が発令中の北海道で、日本共産党道委員会と、はたやま和也前衆院議員は18日、感染拡大の抑止と医療体制の強化をと道厚生局に緊急要望しました。
札幌市で自宅療養中の60代男性が死去、コロナ専用病床使用率が97%(16日現在)と医療体制が逼迫(ひっぱく)し、市内の自宅療養や宿泊療養施設の入所待機者は1500人に上っています。
要請は、▽医療機関と濃厚接触が不可避な高齢者・福祉施設、保育所・幼稚園、障害児学校で多くの回数の定期検査を実施する▽医師や看護師の広域派遣など人的支援を急ぐ。一般医療とコロナ感染症医療の分担・連携する機関を道や関係機関と迅速に協議し設置する▽医療・検査体制のさらなる逼迫につながる東京五輪の中止を首相に提言する―など12項目を求めています。
はたやま氏は「ワクチン接種対応や、一般医療、コロナ対応が医療現場に集中し、医療スタッフは疲弊している。国や道が責任もって解消しなければ医療崩壊につながる。国の予備費の活用も含めて実施すべきです」と強く求めました。厚生局側は「要請は本省に伝える」と答えました。
要請は、道3区伊藤りち子(比例重複)、道5区橋本みか両予定候補が同行しました。