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2021年5月8日(土)

コロナ危機下の2倍化法案採決強行

今やることか 暴挙に審判を

 自民、公明の与党は7日の衆院厚生労働委員会で、高齢者の医療費窓口負担を2倍化する法案の採決を強行しました。深刻なコロナ危機のもとで病床削減法案に続き許しがたい医療給付削減の動きです。

 そもそも同日、緊急事態宣言の延長、拡大を決定するという情勢のもとで、政府与党が国会の厚労委員会で議論するべきことは、(1)深刻化する医療崩壊をどうやって食い止めるか(2)感染拡大を抑えるための検査体制をどう構築するか(3)変異株の検査、検疫体制の強化をどうはかるか(4)大幅に遅れているワクチン接種の加速をどうするか(5)医療機関への減収補てんをはじめ財政支援をどうするかなどです。一刻の猶予もない、国民の命に直結する課題が文字通り山積みになっています。

 その中で、これらの議論を脇において、よりによって高齢者の医療費窓口負担を2倍化―公的医療費を削減する法案を強行する暴挙は必ず厳しい審判を受けることになります。

 (寅)


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