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2021年5月4日(火)

竜巻 もとむら・しまづ氏調査

75歳「もう住めない」

静岡・牧之原

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(写真)被災者の女性(左端)から話を聞く(左2人目から)もとむら、鈴木節子、藤野、(右から)鈴木ちか、しまづの各氏ら=3日、静岡県牧之原市

 静岡県牧之原市で1日夜に発生した突風による被害について、日本共産党の、もとむら伸子衆院議員、しまづ幸広前衆院議員、鈴木ちか衆院静岡2区予定候補、鈴木節子県議が3日、被災現場を調査しました。藤野守市議が同行しました。

 3日午後1時までにわかっている被害は、全壊3棟(非住家3)、一部損傷63棟(住家35、非住家28)、調査中43棟となっています。農作物の被害も出ています。静岡地方気象台は、最も被害が大きかった布引原地区で発生した突風について「竜巻の可能性が高い」と発表しています。

 屋根が飛んで、ガラスも割れてしまった家の75歳の女性は「当日いなかったから、帰ってきたらビックリ。電話で聞いて覚悟していたが、涙が出る。もう住めないから建て替えるしかない。50年以上住んでいたから、地元を離れたくない。少しでも支援してほしい」と苦しい胸の内を語りました。

 もとむら、しまづ、鈴木ちか、鈴木節子、藤野の各氏は、お見舞いの言葉を述べつつ、「今の市の調査では全壊扱いになっていない。全壊扱いになるように、一緒に声を上げていきましょう。自然災害は、国、地方自治体が補償するべきです」と語りました。

 すぐ近くの「建てて16年の家。当日は雨が降りこんでしまって、シミになっている。建て替えるしかない」と話す人にも国や県の制度を説明し、もとむら氏らは、全力で支援すると対話しました。

 農家の人たちも屋根の断熱材など飛んで来たものの対応に追われ、「収穫する目前だったのに、売り物にならない。大きな被害だ」と嘆いていました。自家菜園をしている人も「物置が吹き飛んでしまった」と突風の強さを説明してくれました。

 牧之原市から道路を挟んだすぐ隣の菊川市でも4棟の被害が出ている家にも訪問し、壁がはがれ、雨もりもひどい実態を聞きました。

 もとむら氏は「数字に表れない被害の実態、声を伺うことができました。もう住むことができないなど被害実態に見合った支援を国・県・市に求め、力を合わせて実現させたい」と話しています。


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