2021年4月24日(土)
入管法改悪 廃案こそ
国会前座り込みに100人超
政府・与党が成立をねらっている入管法改悪案の廃案を求める座り込みが23日、衆院第2議員会館前で行われました。呼びかけは、移住者と連帯する全国ネットワーク(移住連)。回数を重ねるごとに参加者が増え、この日は100人を超える人たちが参加。「人権が守られる社会に」「共に生きていこう」とアピールしました。
|
ジャーナリストの安田浩一さんは、司法の介在すらない現在の入管の権限をさらに強化するものであり認められないと指摘。「人権と命を守る、本当の意味での『改正』を私たちの手で実現しましょう」と訴えました。
ナイジェリア人のエリザベスさんは、母国での迫害から逃れるため日本に来たと訴え。そうした事情も考慮せず、とにかく送還するために収容し、家族を引き離すことはおかしいと語り、「難民は帰れません。だから助けて」と語りました。
日本共産党、立憲民主党、社民党、参院会派「沖縄の風」の議員が参加。共産党の藤野保史衆院議員は、国際社会からも大きな批判を受けている入管行政そのものを変えていかないといけないと語り、「廃案も含めて、これからも力を合わせて頑張りましょう」と語りました。