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2021年4月17日(土)

医療費2倍化 高齢者さらに苦しく

反対署名2万人分を提出

中央社保協など

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(写真)75歳以上の医療費窓口負担2倍化阻止の国会行動で、「高齢者のいのちを守れ」「老人も若者も安心できる医療を」と訴える参加者たち=16日、衆議院第2議員会館前

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(写真)本村衆院議員(左)に署名を手渡す参加者=16日、衆議院第2議員会館前

 75歳以上の医療費窓口負担割合2倍化法案が衆議院厚生労働委員会で審議される中、法案に反対する行動が16日、衆議院第2議員会館前で行われました。

 反対署名約2万人分を国会議員に手渡し、「国を支えてきた高齢者を大切にしない政治は許せない」「年金も下げられ、医療費が2倍になれば生活がさらに苦しくなる」などのプラカードを掲げてアピールしました。

 日本高齢期運動連絡会の武市和彦事務局長は、14日の衆議院厚生労働委員会で田村憲久厚労相が、2倍化による現役世代の負担軽減額が一人当たり一日たったの2円と答えたと紹介。「政府も900億円の受診控えを見込んでおり、健康に影響を与えるのは明らかだ」と語り、2倍化法案反対の世論を広げようと呼びかけました。

 全日本年金者組合東京府中支部の鈴木正子さんは、高齢者になれば病気も増え、年収200万円でも生活は厳しくなると指摘。「年金を下げられ、医療費を上げられたら、どう生活していけばいいのか」と訴えました。

 全国保険医団体連合会の住江憲勇会長は、安倍・菅政権下で社会保障は改悪され続け、これ以上の負担増は許されないと指摘。「国民の生活を守るために、2倍化反対を大きな世論にしていこう」と語りました。

 あいさつした日本共産党の本村伸子衆院議員は、「国民の暮らしを追い詰めるような政治を変えていこう」と訴えました。

 主催は、中央社会保障推進協議会、全日本年金者組合、日本高齢期運動連絡会です。


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