2021年4月11日(日)
女性参政権行使75年記念フェス
志位委員長のメッセージ
日本共産党の志位和夫委員長が、10日に行われた「女性参政権行使75周年記念 オンライン・トークフェス」に送ったメッセージは以下の通りです。
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女性参政権75周年にあたり、長年にわたって女性差別の撤廃、ジェンダー平等のために頑張ってこられた方々に心から連帯のメッセージを送ります。
コロナ危機のもと、「ジェンダー平等後進国・日本」の矛盾が噴き出しています。
野村総研の試算ではパート・アルバイトのうち実質的な失業に陥っている女性が103万人にも上ります。多くの女性が飲食業、小売業、宿泊業などで非正規として働き、困窮に陥っています。多くの方々と手を携えて、今、困っていらっしゃる方々に対する支援をしっかりやるとともに、雇用におけるジェンダー差別をなくすために力を尽くしたいと決意しています。
選択的夫婦別姓の実現、同性婚を可能にする法整備、そして、性暴力根絶のための刑法改正も待ったなしです。
皆さんと一緒に実現へ扉をこじ開けたいと決意しています。
ジェンダー平等をつくるうえでも、みなさんが求めているように意思決定の場での女性の比率を高めることが大切であることは論をまちません。
日本共産党について言いますと、女性の国会議員は25人中8人、32%です。女性の候補者の比率を高めて、これをもっと引き上げたいと考えています。
わが党は次期衆院選挙での女性候補者の数値目標を50%に置いております。現在のところ、比例代表の予定候補者は37人中20人、54%が女性となっています。
比例代表での躍進を勝ち取り、共産党の衆議院議員団でのジェンダー平等が大きく前進するように頑張りたいと決意しています。
それからわが党の場合、選挙活動も含めて党の日常的意思決定に責任を負うのは常任幹部会となっていますが、26人中8人、31%が女性となっています。
昨年の大会で女性の比重を高める努力をいたしましたが、まだ不十分です。これをもっと引き上げるための努力をしていきたいと考えます。
あらゆる課題でジェンダー平等の視点を貫くことが大事です。
そのためには意思決定の場、国会議員での女性の比率をもっともっと高めなければなりません。
日本の政治全体としても、日本共産党としてもその努力をやっていきたい。このことを申し上げましてごあいさつといたします。
ありがとうございました。