2021年4月11日(日)
女性議員増やしジェンダー格差解消を つなげよう女性の力
女性参政権行使75周年記念イベント 志位・倉林氏メッセージ
女性議員を増やし、ジェンダー格差解消を―。日本の女性が初めて衆議院選挙で投票し、参政権を行使した1946年4月10日から75年を記念したトークフェスが10日、オンラインで開かれました。議会の男女比同数をめざすパリテ・キャンペーン実行委員会と、ウィメンズアクションネットワーク(WAN)の共催。各政党の国会・地方議員、さまざまな分野で活動する女性たちがトークセッションを繰り広げ、日本共産党の志位和夫委員長、倉林明子副委員長がビデオメッセージを寄せました。
志位委員長は、次期衆院選の党比例候補のうち54%が女性だと紹介し、「意思決定の場で女性の比率を高めることが大切。私たちも引き上げる努力をしたい」と表明。コロナ危機のもと困窮する女性の支援、雇用のジェンダー差別根絶、選択的夫婦別姓や同性婚実現、刑法の性暴力規定改正など山積する問題の解決へ「多くの人と手を携え、ご一緒に実現への扉をこじ開けたい」とのべました。
党ジェンダー平等委員会責任者の倉林氏は「これまでの地位向上のたたかいの上に若い人が声をあげ、たたかいが広がっているのは確信になる。ジェンダー平等を綱領に掲げた政党として頑張り抜きたい」と話しました。
女性議員をどう増やすかをテーマとした討論には吉良よし子参院議員が参加。女性候補を多く擁立し活動を支える政党の努力、多様な意見を排除する小選挙区制の廃止などを課題にあげました。
パリテ・キャンペーンが次期衆院選で女性候補を増やすよう各党に働きかける活動に携わった町田彩夏さんは「なぜ共産党が50%と最も目標が高いのか聞くと『法律(候補者男女均等法)に書いてあることを実行した』と言われたのが印象に残った」と話し、各党に努力を促しました。(志位委員長のメッセージ)(倉林副委員長のメッセージ)